高賀山

高賀山 ~歴史の彼方へ~

今日は曇りだけど

  

年が明けてしばらくの暖冬も束の間、日が経つごとに気温は下がり朝起きるのも布団から出られなくなってきた。特に週末の土日はスッキリと晴れない限りは外にも出たくない。天気予報は相変わらずの猫の目予報。天気がいいと思ったら直前では曇り。まあ、雨や雪は降らないだろう。しかし一週間前に木村さんと小島山に登ったばかり。

  

さて、どうしようか・・・と何気にツイートしてみたらフォロワーさんから「行きましょうよ」とのリプ。それじゃ行こうかっていうことで、以前からこの季節に登りたいと思っていた高賀山に向かう。高賀三山は瓢、今淵と雪の中を登ったけど、高賀山は夏と秋に登っただけ。久々の高賀山だ。ちゃんとコンパスと地図は持っていくよ。
高賀神社を過ぎ、高賀の森の休憩舎がある駐車場から登る。ちょうど日の出時刻だが誰もいない。さすがに正月には賑わうだろう神社も年が明けて2週間も経てばひっそりといて野鳥の声がするだけ。年明けの瓢ヶ岳の様子からすると雪は積もっていたとしても埋もれるほどではないだろう。

高賀山

時刻はちょうど7時。この季節は日の出の時刻。

  
高賀山

ここから遊歩道が延びる。登山口はこの先。

高賀山

周辺案内図が描かれた古い看板と新しい看板。行かれる方は参考に。

  

まずは駐車場から遊歩道を登っていく。ちょっと木の根が張り出しているが、緩やかで真っ直ぐな道だ。周辺からは相変わらず野鳥の声が聞こえているが、少々獣の気配も・・・。ここはシカはいるんだろうかね?
どうでもいいことを思いながら歩いていくと林道に合流。その先には休憩舎。その対面が高賀山登山口だ。以前登ったのが実に7年前。何とも久しぶりの山だね。

高賀山

まずは遊歩道を登る。意外にも距離はそこそこ長く、登山口までは150mの標高差。

高賀山

ちょっと荒れてきたけどまだまだ遊歩道。朝ご飯のせいか、野鳥の声が騒がしい。

  
高賀山

林道に合流して休憩舎のある登山口に到着。ここから山頂に向けて登っていく。

高賀山

かなり古い登山道案内図。市町村合併前のもの。


  

登山口からは石段が続いている。さすが古くから修験者が修行に登った山だということを感じさせる。踏み跡は明瞭で迷うことはまず無い・・・と言いたいところだが、ちょくちょく道迷いや行方不明者があるそうだ。沢を踏み跡と間違えて迷い込んでしまうのだろうか?
踏み跡を辿って登っていく。雪はどこにも見当たらない。昨年の今頃は下の休憩舎から深い雪で撤退せざることもあったとか。すぐに「垢とり場(清場)」に差し掛かる。修験者はここで行水して身を清めてから山頂を目指したそうだ。自分は・・・こんな寒い中でやらないよ~! そして5人以上乗ってはいけない木橋。これは以前と変わっていない。

  

鳥の声を聞きながらひたすら登っていくと、地面に薄っすらと白い雪が現れた。周囲を見渡すと木の葉が落ちているせいか、見通しが良い。確か以前登ったのは紅葉の季節。登山道はもっと薄暗かったっけ。
七曲を過ぎて大きな岩のある岩屋に到着。出発してから50分位なので休憩することもなくそのまま山頂を目指す。登り一辺倒に反して登りやすい登山道だ。静かで雰囲気もいいのでいつもよりゆっくりゆっくり枯れ木の森の中を登っていく。
岩屋を過ぎてからは植林帯の急登。地面にも雪がちょっと積もってきた。足が埋まるには程遠いけど、朝早いのでつるつる滑る。ここのところ積もった雪が溶けて凍っているのだろう。ここは慎重に一歩一歩登り、主稜線の通る御坂峠に到着。向こうに延びる林道は山の北側のせいか、積雪で真っ白だ。

高賀山

ここが高賀山登山口。いつものように一礼して登山開始。

  
高賀山

まずは垢とり場。看板が新しい。

高賀山

お馴染みの5人以上乗ってはいけない橋。

高賀山

雪が薄っすらと地面に残っている。いつ降ったのだろう?

  
高賀山

七曲の看板。字の如くジグザグに登っていく。

高賀山

まさに冬の里山の風景だね。

高賀山

岩屋に到着。頂上まであと1.4kmほどだって。

  
高賀山

雪は消えたり現れたり。急登は落ち葉で滑りやすい。

高賀山

岩屋には不動明王様が祀られていたこともあったんだ。ちょっと手を合わせる。

  
高賀山

ルートは植林帯の中へ。

高賀山

急登を登り切ると御坂峠だよ。

高賀山

御坂峠に到着。高賀山山頂は左だ。奥にふくべの森から延びている林道がチラッと見えているのがわかるかな?


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