福地山 ~山の日は静かな山へ~
山の日は静かな山へ
2016年8月11日は今年から始まった国民の祝日「山の日」。まあ、「海の日」があるんだから「山」があってもいいだろ、とか、近年の登山ブームも反映しているのだと思うが、自分にとっては祝日が増えるのは大歓迎。
せっかくの山の日だからやっぱ山に登りたいもの・・・と思いたいけど、考えるのは皆同じ。特に12日は金曜日なのでお盆休みが始まっていると人気のある山は混雑するだろう。恐らくノンビリと新穂高に行っても既に満車ということは十分有り得る。
なので、ここは敢えてマイナーな山へということで、以前中止とした高屹山辺りリベンジで行こうかと思いつつ、皆さんにお誘いのメールを送信すると、KUMAクンから「福知山どうですか?」との返信。
すぐにピンときたのは福地温泉。平湯から新穂高に向かう途中にある温泉街だ。どうやらここは近年(とはいっても今から12年前)に登山道が整備された山らしく、知る人ぞ知る槍穂高の絶好の展望地らしい。恐らく殆どの人は新穂高へ行ってしまうのだろうから、見落としがちなのかもしれない。
登山者専用駐車場は福地温泉朝市から奥に入ったところ。
でもって今回は穴場の福地山を目指す。待ち合わせ場所は丹生川の板倉ラーメンのあるローソン。到着したときは天気予報に反して雲が広がる。前回の二の舞いにならなければよいが・・・。
しかしそれは杞憂に終わり、徐々に日が差してきた。クマ牧場を過ぎ、福地温泉に入る。車を停めるところは朝市の奥、登山者専用駐車場。予想に反して停まっている車は1台のみ。
出発の準備をして登山口に向かう。
朝市の横を通り過ぎて登山口へ。
道を渡ると登山口だ。
福地山トレッキング案内図の看板。
福地温泉にある登山口。ここからスタート。
朝市を過ぎて道を渡った所が福地山登山口。「福地山トレッキング案内図」の大きな看板が目印だ。これは写真をベースにpdfファイルで作成しておいたので、見ておいてね。
冬もスノーシュートレッキングが楽しめるなんて面白そうだが、車でここまで来るのが大変そう。
短い石段を上り、奥へ奥へと歩いていくと、福地山山頂への指導標が現れる。山頂まで約2時間半。他に登る人はいなさそうだし、ノンビリと歩くことにしますか。
KUMAクンは今日は十分水も持ってきたので大丈夫。
ちょっと歩くと指導標。
山頂まで約2時間半。今日も暑くなりそうだ。
まずは樹林帯の中、緩い斜度の登山道を登っていく。道は広く、平坦なので歩きやすい。
20分ほどで左手の視界がひらけた。東屋のある第1休憩小屋からは焼岳を臨むことができるので「焼岳展望小屋」とも言われるそうな。ちょっと雲が広がっているけど、焼岳の展望は素晴らしい。
平坦な登山道が続く。
まずはゆっくりとウォーミングアップ。
急登じゃないので歩きやすいね。
広葉樹と針葉樹が入り交じる山のようだ。
視界が開けた。その奥には焼岳の姿。
KUMAクンも到着。
こちらが休憩小屋だよ。
ここまでなら登山口から30分もかからない。気軽に焼岳の展望を楽しむことができるスポットだ。
ちょっと雲が広がっているが、青空の中の焼岳はさぞかし見事だろう。
獣出没注意の標識。未だ獣の気配は感じない。