宇連山

日本ヶ塚山

  
  

11月最終週の土日は晴れ間に恵まれた。この穏やかな天気を見逃すのは惜しいと、かねてからグループ山行の宇連山参加に加えて、前日に日本ヶ塚山を単独で追加した。

2011年11月26日(土) 日本ヶ塚山、猿ヶ鼻 <単独>

2011年11月27日(日) 宇連山 <8名パーティ>

【日本ヶ塚山】

キャンプ場P 9:41 → 10:57 1065ピーク → 11:34頂上12:35 → 林道 → 県道 → 13:35 P

6時半と出発が遅れ、紅葉見物客で混みそうな国道153号をはなから無視して矢作ダム湖畔コースを軽快に飛ばす。茶臼山高原道路も空いていて順調ながらアクセスは遠いし、何と言ってもクネクネ道が多いので運転している自分までが気持ち悪くなってくる。

ふと、"The long and winding road~"・・・いかん!世代がばれる、、、

3時間ほどのハンドリングでようやくキャンプ場(バンガロー村古里とみやま)に着くが、駐車場の門が閉まっている。ゲートのところに掛かっている標識の電話番号にかけると「しばらく待て」だったが、若者がすぐに来てくれて鍵を開けてくれた。南京錠を渡され、帰りに閉めるように指示される。

まず尾根の急登で頂上の稜線上西にある1065mピークを目指す。段々の尾根になっており、ピークが見えるかな~まだ先かぁ~を繰り返し、それでも1時間ほどで稜線に出た。そこからは明るくなり、少し展望が現れたと思えばすぐにピークに到着する。

  • 宇連山写真
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  • 稜線に出たら楽になるかと思えば、急登、急降下のアップダウンが結構キツイ!

    しかもよく見るとヤセ尾根で両サイドが切り立っている箇所が多く、木で覆われてなかったらビビリながらの歩行になっただろう。梯子(アルミの脚立だが)や鎖場も出てくる。

    いくつかのピークを越えて北東方面を見ると、何と南アルプスが見えるではないか!

    多分聖を中心とした南部の主峰たちである。北側対面の八嶽山~袖山稜線の後に御嶽山が見えるし、茶臼山と萩太郎山のツインピークスも見える。頂上の直下に帰りの尾根道への分岐があると間もなく到着である。

    あまり広くないスペースに、ブログで見た鳥居のような変な枠組みはちゃんと存在し、2等三角点が鎮座している。さらに北側の展望がすばらしい!

  • 宇連山写真
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  • 冠雪した南アルプスや御岳など少し見入ってしまう。山座同定もほどほどにして昼食摂取の準備に入る。と言っても湯を沸かしてラーメンやコーヒーを食するくらいだが・・・

今日は一人きりと思っていたが、ラーメンを食べ終わるころに男性ソロが到着した。彼は山を始めて間もないとのことだが、ノリに乗っている感じである。行ったところの話をして少しほおばっただけで、先に下りていった。

あと片づけをして山頂を後にする。先行者には追いつけないと思いながら飛ばすと、いきなり分岐を行き過ぎ後戻りという無駄な体力を使う。これは登山技術の未熟というより、人間の未熟さの問題ですな(-0-;)

で、また膝の痛いのも無視してストックで飛ばす。途中の緩斜面に来ると、急に降りる尾根がわかりづらくなるが、地図に頼り下るべき尾根を見つける。所々に赤やピンクの印があるが、なぜにこんなところにないのか?

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  • いやいや、他人様のしるしを最初からあてにしているのがおかしいと反省! 半分以上降りたところで先行者を発見?? 15分以上送れて、さらにロスをしているのに?

    以降一定間隔が保たれながら降りてゆくと、傾斜がゆるくなり沢に出る。木の橋がかかっているが、今にも踏み抜きそうで、折れそうで、滑りそうな恐怖感ある橋である。こんな橋をいくつか渡ると堰堤が見え、すぐに舗装された林道に出る。林道はほとんど落ち葉で埋まっていてクッションになりありがたい。

  • 宇連山写真
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  • 林道はやがて県道に合流し、車道歩行に変わる。しばらく歩いてキャンプ場の横を過ぎると回り込んで駐車場である。

    先行者は、どうも先述のわかりづらい場所で迷ってロスをしたとのこと。事務所に連絡して、先行者のピックアップトラックを見送り、南京錠を閉めて次の猿ヶ鼻に向かった。


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  • 【猿ヶ鼻】

    P 14:14 → 14:20一本杉 → 14:33頂上 → 14:46 P

    バンガロー村を出発し、県道を静岡との県境方向に走らせるとすぐに天竜川沿いの道に分岐し、走ること30分弱で一本杉トンネルに着く。くぐったところに駐車スペースがあり停める。なにやら佐久間湖のほうが騒がしい。工事船が往来してポイントポイントにマイクで指示を出している様子である。とりあえずバーナー・ケトルなどをおいて出発する。

    いきなりの急登であるが印がついており分かりやすい。ここも1箇所踏跡が反対にも分かれているところがあった他は大体問題なし。鞍部まで登ると立派な、かなりの樹齢と思われる杉があり、周りの植樹の杉とは異質の存在である。ここからは真直ぐピークに向かうのみである。この山は佐久間湖に半島のように飛び出した地形の真ん中がピークであり、半島の付け根が鞍部である。

  • 宇連山写真
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  • 頂上は展望どころか木々でさえぎられて展望なし。登ってきたのと反対に進めば佐久間湖方面であるが、無駄なことはせずに下山し、30分ほどのプチ山行となった。


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