劔岳

単独のなせる技

  
  
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  • 2012年8月5日~6日 劔岳~立山 単独

    馬場島登山口 4:50 → 8:05 早月小屋 8:21 → 11:08 劔岳 11:53 → 12:10 カニノタテバイ → 13:39 → 服劔 → 13:56 劔山荘 14:09 → 15:15 御前小屋(泊) 6:13 → 6:38 別山(5分ほどで北峰) 6:53 → 7:22 真砂岳 7:30 → 8:10 富士の折立 → 8:25 大汝山 → 8:43 雄山 8:46 → 9:10 一の越 → 9:35 室堂ターミナル 10:00 → 美女平 → 立山駅 → 上市 → 13:30 馬場島

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  • ◆アクセス

    土曜日の仕事を終えて、晩御飯たべて風呂に入り21時過ぎに出発する。東海北陸道は空いていて順調に富山に入る。立山インターで降り、ひたすら黄色の点滅信号のバイパスを走る。コンビニで買い物をして一路馬場島へ向かう。所々に標札があり迷わずに行ける。駐車場は空いているものの結構な台数の先客がいた。このコースがこんなに多いのか? しかし、それは泊り客やキャンプの人が多いことがあとでわかる。

    ◆馬場島より早月小屋へ

    1時頃寝入り4時に起床したが、朝に弱い私めはトイレに行ったりパンを食べたり、グズグズしてやはり出発は5時前になってしまった。目標は早月尾根ピストン日帰りである。

    明るくなってきたのでヘッデンは不要であるが熊鈴はしっかりと鳴らしていく。登山道はいきなりの急登である。駐車場から早くもアブかブヨの体当たりを感じていたので少し憂鬱である。

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  • 鬱蒼とした自然林の中歩いていくと、先ほどの虫どものアタックも少なくなり快適モードになる。しかし標高差があって急登の割になかなか高度が上がらない。かなり登ったと思っても1,400m! おいおい、目標は標高2,000mの山じゃないよね~・・・

    この時間に登る人は多分日帰りレベルであるが、まず年配の男性、続いて同い年くらいのトレラン男性と次々と抜かれていく。さすがに最長レベルのコースは体力自慢が多いのか?

    そうこうしていると標高2,200mの早月小屋に到着した。


◆劔のピークへ

小屋には少し離れたところ(テン場との間)に大きなトイレがある。お腹の調子を整えて出発だ。まだまだ行く手の尾根で頂上が見えない。左手に猫又岳や小窓尾根のギザギザがよく見える。森林帯は潅木となり花が目立ち出し、写真を取りながら一寸の休憩を取る。クルマユリやキンポウゲ系のような花が目立ち癒してくれる。チシマギキョウが出はじめるといよいよ岩場登場である。

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はじめは砂混じりの滑りやすい岩を登るが、次第にフリクションの効く登りやすい鎖場が登場する。それらを通過すると角度がゆるくなり、右手からカニノタテバイを登ってきた人と合流すると間もなく頂上である。

山頂部は割と広く大きな岩が積み重なったガラガラであるが、岩は座りやすい大きさである。祠があり、並んで記念撮影をし合っている。ただ、景色は・・・すでにガスガスとなり、残念ながら周りの山が見えない。

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  • おにぎりを食べて、記念撮影をしてもらって、脚にエアーサ○ンパスをふって出発する。何を思ったのか、休憩中に室堂経由で降りることを考えてしまった。単独のなせる技である。

    まずカニノヨコバイであるが、しっかりつかめるガバが多いので足先を引っ掛けるところを押さえれば鎖は不要である。平蔵のコルからは登り返しである。ガスの中下山を急ぐが、あとからもっとゆっくり楽しめば良かった・・・と後悔した。でもこの時はまだ室堂からの17時台のバスに乗るつもりであったので仕方ない。

    前劔を降りて一服劔のピークへ登り返すときにかなりへたってしまっていることに気づく。剣山荘についたのが14時で、そこから1時間の劔御前小屋にコースタイムオーバーで到着した。ここで室堂経由日帰りは断念して小屋にチェックインした。日曜日の夕方ということで人は少なく、12人部屋に東京からの2名と計3名で寝ることができた。

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