塩見岳

予定を急きょ変更

  
  

南アルプス 塩見岳~小河内岳

2011年11月13日(日)~14日(月)

日曜日の雨天が続く中、久々の快晴に感謝する。しかし今回もまた、自分の体力限界を下方修正しないといけないことに気づく山行となった。さらに、天気の関係で妙高3山の予定を急きょ変更したため、登山計画や下調べも中途半端なものになってしまった。

【1日目】

前泊(車中泊)林道P(ゲート) 5:30 → 6:07 登山口 → 8:18 三伏小屋 → 9:40 本谷山 → 11:00 塩見小屋 11:18 → 12:33 塩見岳 12:49 → 塩見小屋(昼食) → 15:42 本谷山<ツェルトビバーク>

【2日目】

本谷山 7:47 → 8:34 三伏分岐 → 9:10 烏帽子岳 9:12 → 9:53 前小河内 → 10:33 小河内岳 → 13:00 三伏小屋 → 14:35 登山口 → 15:11 林道P


◆アクセス

12日は仕事を終えてから帰宅後の入浴を済ませ、結局出発は22時前になってしまった。高速を松川インターで降り、小渋湖をぬけてゲート前の駐車場に何とか0時過ぎに到着した。月明かりが豊口山を照らしている。即睡眠し4時半に起きたが、トイレやらでグズグズとしてしまい、登山届けを出してのゲート出発が5時半になってしまった。ちなみにトイレは綺麗に整備されている。


◆スタート~三伏峠

まだ暗いので、ヘッデンを点けての舗装林道(長くて余分!)歩きからスタート。登山口からはカラマツの整然とした林を登る頃だんだんと明るくなってくる。しばらくして三伏峠まで2/10というパウチの指標が出る。3・4・5/10と間隔が20分くらいなので、どれくらいに着くかの目安となる。

  • 塩見岳写真
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  • ところが、6/10から7が出てこないのでまだかまだかと歩いていると、いきなり8/10が出てきて安心する。間もなく塩川登山道との分岐(塩川道は崩壊で通行止め)を経由して三伏小屋に到着した。峠の標高最高かぁ!

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  • ◆山伏峠~本谷山

    小屋での休憩も短時間にとどめ、塩見に向けて歩き出す。すぐに烏帽子・荒川岳方面との分岐を過ぎ、ひと登りで三伏山の標識がある。最高の展望で南アルプス北部の重鎮、仙丈・甲斐駒・北・間・塩見が綺麗に見える。『この展望に感謝!』

    小休憩を取りすぐに次のピークの本谷山へ向かう。直下では樹木の生えていないスペースが印象的である。頂上の三角点は埋まっているはずのベース部分がかなり露出していて70cmほどの高さがある。

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◆本谷山~塩見小屋

  • 次のピーク、権右衛門山は頂上下をトラバースする形で助かる。樹林帯は深くなり静かさを増す。ビバークできそうなスペースがいくつかあり覚えながら進むと、沢の渡渉を経て急登に変わる。これを登りきれば、間もなく誰もいない塩見小屋に着く。塩見の山頂部がかなり近くなって岩稜が迫力を増してきた。

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  • ◆塩見小屋~頂上

    時間と体力の余裕があれば蝙蝠岳も狙いたいので、担いできた15kgの荷物は明日の食料など少し軽減デポしただけで頂上へ向かう。ここからは岩稜帯にて2点支持(こんな技術あるか?)がメインとなる。

    ヘロヘロで喘いでいるとソロの女性とすれ違い、さらに上でソロの男性とすれ違う。多分、自分が最後の1人なんだと認識しながら登る。

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  • 頂上には2等三角点と標識が立っているが、東側にさらに高いところがあり、それが3052mの東稜である。雲を突き破ってそびえる富士山が想像していたより近く大きく見えてまた感動!

    もちろん、北は仙丈・甲斐駒・白峰三山が、南は荒川岳が良く見える。この点は本当に幸せである。ただし、南アルプスの山々は三伏山以降ちょくちょく見えていたので、ふたを開けたときのような感動はないのが現状である。

  • 塩見岳写真
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