八方睨から急な下りが続く。イヤなことに朝露か、雨が降った後のせいか、山側の草木が濡れており、パンツがビショビショになってくる。こりゃスパッツよりもレイン着た方がよいかも。

高度が上がったせいか、先ほどよりも草木が色づいている。この先、八方睨と本院岳のキレットを過ぎ、本院岳手前の偽ピークを右に巻き、本院岳への急斜面を登っていく・・・ハズなのだが、登山道は整備はされてはいるものの、谷側に踏み外すと大変なことになる。かといって山側に寄るとビショビショ。こりゃ大変だ。

左手前方に本院岳ダイレクト尾根が見え始めた。まるで穂高のジャンダルムのような出っ張りが見える。

ここまで高度が上がると紅葉も見事だね。

稜線は先に続いている。まずは本院岳との間のキレットへ。

朝露なのか、雨上がりなのか、濡れた草木で下半身がビショビショだ～・・・。

目の前は本院岳・・・ではなく、手前の偽ピーク。

手前は本院岳ダイレクト尾根。その向こうが今日下りていくP1尾根だ。

後方は八方睨から蟻の塔渡り。改めて見ても険しい。

鏡池は進行方向左手後方になった。あそこからこちらを見たらどんな景色だろう。

ここが鞍部かな。ひたすら下った先は厳しい登りが待っている。

所々に見事な紅葉が見られる。真っ赤になるのはあと1～2週間くらい？

まだまだ偽ピークが遠い。北風も強くなってきた。

出っ張りが特徴の本院岳ダイレクト尾根。あんなところは行けないな・・・。

ここから右へ巻いていく。本院岳はまだまだ先だ。

アッちゃん共々息が切れる。もうちょっと天気が良ければなぁ。

鬱蒼とした樹林帯をひたすら登る。既に下半身はビッショリで靴の中まで水が入ってきている。ピークに辿り着いても何の標識もない。どこが本院岳なのだろうか？　晴れていればわかるのだが、あいにくガスで周囲の視界はほとんど無い。気力を振り絞りようやくちょっとした広場になっているピークに達した。ここにも標識は無い。

アッちゃんが地図で確認する。これまのルートや超えてきたピークを考えると、どうやらここが本院岳山頂のようだ。しかしキツイ登りに二人ともフラフラ。ザックを下ろし軽く食事とする。やはり立ち止まるとちょっと寒い。フリースを持ってきてよかったよ。

ガスが無かったら絶景だろうな・・・まぁ、今日の御馳走はP1からの下りだからいいか。

北からガスが流れてきている。相変わらず下界は晴れの模様。

ようやく、ようやく登りきったか。ピークに到達した。

ガスで周囲は見えず。アッちゃんが地図で確認。どうやらここが本院岳山頂か。

ここでザックを下ろして休憩。腹が減っては力も出ない。

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