奥三界岳

姿の見えない奥深い山へ

  
  

なぜ奥三界岳って呼ばれるのか? それは三界岳(三界山)の奥にあるからだ。

奥三界岳は御嶽のちょうど真南に位置し、山頂からは継母岳がよく見えるとのこと。しかしながら奥三界岳本体は麓のどこからも見ることがでない、知る人ぞ知る奥深い山である。以前から行きたいとは思っていたが、前回木村さんと糸瀬山に登ってからほぼ一ヶ月。お盆も過ぎたので多少は山も空いているだろうと思い、ふらりと登ってみた。

登山口は中津川市、旧川上村の道の駅から夕森公園のあるキャンプ場のそのまた奥にある。キャンプ場を過ぎると行き止まりのゲートが現れ、右手に車を停めるスペースがある。もしかしたら停められなくなると思い、日の出前に着くように出発した訳だが、ゲートに着いたときは一台もいなかった。ちょっと早く来すぎたようだが、あとちょっとで空も明るくなるので、出発の準備に取りかかる。

実際にはこのゲートが登山口ではなく、奥三界岳の登山口というとまだまだこの先林道を延々と歩いていかなければならない。空がうっすらと明るくなり、ヒグラシの鳴き声が聞こえ始めた。ゲリラ豪雨だけには遭わないことを願い、いざ出発。

  
奥三界岳

空が明るくなり、ヒグラシの声も聞こえ始めた。

奥三界岳

キャンプ場奥のゲート手前に車を停める広場がある。

奥三界岳

ここから先は一般車両は進入禁止。このゲートからひたすら登山口を目指して歩くことになる。

  
奥三界岳

右手の谷は上から読んでも下から読んでもの川上川。

奥三界岳

山側は小規模の土石流の跡だろうか。

奥三界岳

川上林道起点の標識。まずは道に沿って林道を歩く。

  
奥三界岳

林道はコンクリートの簡易舗装だ。ウォーミングアップにはちょうどよいか。

奥三界岳

道を横切る沢。流路は確保されているが、ほとんどは道の上を横切っている。

奥三界岳

ここら一帯は「八丁くらがり渓谷」と呼ばれ、観光地となっているようだ。


  
奥三界岳

もうすぐ日が昇る。今日も暑くなるかな?

ようやく明るくなってきた。と、目の前に何かいる。あれ? 大きな石かな? と思ってよくよく見ると、それはノソノソっと動き始めた。ありゃ? カエルさんじゃないか。しかも自分の足の大きさくらいあるビッグサイズのヒキガエルだ。でかすぎて動くのも一苦労のようだが、彼らにとっては住み心地のいい環境だろう。しかしここにす~さんがいたら山に叫び声が響いているに違いない。

カエルさんに別れを告げ、更に先へ進む。しばらくすると立派な東屋が見えてきた。どうやらあそこが銅穴ノ滝らしい。ここから東の山は田立の天然公園だ。この川上川が流れているイセ谷にも数多くの滝があるようだ。

銅穴ノ滝をちょっくら見てから再度林道を進む。まだまだウォーミングアップの前半戦。

  
奥三界岳

いきなり足下にカエルさん。ビッグサイズのヒキガエルだ。

奥三界岳

まだまだ林道歩きは続く。山から湧き水が流れてくる。

奥三界岳

ここはハイキングがてら避暑に来るだけでもいいね。

  
奥三界岳

ここから夕森公園から延びている西の林道につながっているようだ。

奥三界岳

橋の先に東屋が見えてきた。

奥三界岳

立派な東屋の向こうに滝が見えている。

  
奥三界岳

銅穴ノ滝。田立の滝と同じようにここら辺は滝が多くある。

奥三界岳

さて、先を急ごう。しかしここまでは普通のウォーキングだ。

奥三界岳

簡単な地図でもあるだけ助かるね。


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