納古山

納古山 ~燃える夏山~

今日は尾根道

  

6月の頭に登った西穂高岳の山行が、抜けるほどの青空と眼下に広がる雲海、誰もいない山頂と静かな山荘で素晴らしいものだったせいか、それ以来山からは遠ざかっていた。満足したのもあるけど、梅雨が過ぎた後の殺人的な暑さの中、外出するだけで熱中症の危険があるし、何よりも最近は寒さはもちろん暑さにも弱くなってきたため、真夏の登山は控えざるを得ない状況になっており、なんだかんだでお盆も過ぎてしまった。
お盆はどこへ行っても混雑なのは山も変わらない。巷がお盆で仕事休みの中、自分はカレンダー通りの出勤。そして週明けの一日だけ休暇をもらって近場の納古山に登る。
納古山はたくさんのルートを歩いたので今更と思われるかもしれないが、昨年末に登ったときにまだ歩いていないルートがあることを知った。鉄板ルートの中級コースの南側にある尾根をたどり、大牧谷川からの塩の道との分岐で合流するらしい。いつもはロックガーデンひちそうの道の駅に車をおいて出発するのだけど、今日は猛暑の中を歩くと体力が心配なので、木和谷林道を登山口まで車で入っていく。中級コース登山口手前に数台の駐車スペースと仮設トイレのあるところが尾根コースの登山口だ。

尾根コースは登山口からいきなりの急登。ちょっと平坦になったと思ったらまたまた急登を繰り返す。ただ道は整備されているのでかなり歩きやすいルートだ。しかし日陰だというのに真夏の真っ只中、気温は高く汗がダラダラと流れてくる。さすがにいつものペースよりもかなり落としてゆっくりと登っていくと、大牧谷分岐が見えてきた。

  
納古山

今日は登山口まで車で入っていく。

納古山

仮設トイレの横が尾根コースの入口。

納古山

お盆休み明けの平日とあって、普段は満車の駐車スペースも余裕で駐車できた。尾根コースの登山口はこのスペースにある。道は明瞭で間違うことはないから大丈夫。

  
納古山

登山口からはいきなりの急登。ちょっと体力使いそうだ。

納古山

気温もかなり高い。夏だからあたり前か。

納古山

道は一旦平坦になったかと思ったらまたまた急登。沢を辿る中級コースと異なるところは、かなり体力を使うというところか。今の季節はどこのルートを歩いてもキツそうだ。

  
納古山

木に生えたサルノコシカケ。かなりデカい。

納古山

前方に指導標が見えてきた。大牧谷との分岐だ。

納古山

時間的には中級コースと変わらないようだね。


  

中級コースと合流してからはいつものとおり。しかしとにかく暑い。このルートは日陰で直射日光が当たらず、今日は雲も多いため、昨日までの猛暑よりは多少マシと思ったのは甘い考えだった。
ようやく第一展望台の天空岩に到着。さすがにここで腰を下ろして休憩する。今日は景色は期待はしていなかったが、意外に恵那山が薄っすらと見えている。そして南側の山々を見ると、煙が出ている。さっきからヘリの音がしていたけど、もしかして山火事か? カメラの望遠で見ると赤いヘリが煙の近くを旋回している。やっぱり山火事だ。あそこは登山道はなかったはず。あまりの暑さに発火したのか?

納古山

ようやく天空岩に着いた。日陰じゃないので暑い。

  
納古山

雲は広がっているけど、さほど悪い眺めじゃない。

納古山

恵那山もかろうじて薄っすらと見える。暑さで体がバテて汗びっしょりだ。

  
納古山

あちらは川辺の大船権現山と呼ばれる山。白い煙が見えている。

納古山

煙の周りを飛び交うヘリ。


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