夕森山 ~山の主~
御嶽がお出迎え
登山口から何とかノンストップで山頂までたどり着いた。山頂はそこそこ広く、三角点と祠、それに鉄塔の櫓(やぐら)が立っている。そしてその向こうにはまだ雪をかぶった真っ白の御嶽が姿を見せてくれた。そういえばこんなに近くで雪の御嶽を見るのは久しぶりかも。
櫓には「北夕森山頂上」の看板が付けられている。明記はされていないが、櫓の周りに立入禁止を示すトラロープが巻かれていることから、ここに上るのは禁止だろう。しかしかなり高くて不安定なので、禁止でなくても上る気にはなれない。
御嶽の見えるところに腰を下ろし、SVEAでお湯を沸かしてかなり早い昼食とする。休憩無しで登ってきたのでさすがにシャリバテ寸前だ。5月とはいえ、暖かいというよりは山頂の空気はひんやりと冷たい。
道中はカモシカ以外は誰にも会うことなく、結局はボッチの山頂だけど、静かだし、天気はいいし、御嶽はきれいだし、今日はこの山を選んでよかった。
櫓の立つ夕森山山頂に到着。鉄塔には「北夕森山」の看板。後で調べたら、奥三界岳南東2.1kmに標高1,521mの夕森山があるらしいけど、ほぼ笹ヤブの中のようだ。
三等三角点。点名はそのまま「夕森山」。
木々の間に御嶽が顔を出す。
間近で雪の被った御嶽を見るのは久々だ。山肌が白いため噴煙が目立たなくなっているが、よく見ると地獄谷からまだ噴煙が上がってきているのがわかる。大滝側登山道もいつか再開されるといいな。
お隣の山も登れそうだけど、どうかな?
山頂には祠も祀られている。
櫓を見上げる。こりゃ上るのは無理。
北の夕森山ってことだね。
山頂からいい塩梅に御嶽が見える。誰も登ってこないのが不思議なくらい。
程よく冷たい風が吹いているので日陰だとちょっと寒さを感じるほど。
御嶽の反対の南側は付知の町。時期的にちょっと霞んでいるのが残念。
食後のコーヒーを飲みながらしばしのんびり。