能郷白山 ~脚がパンク~
天気が一気に下り坂
下山の準備をし、ザックを担いで山頂を振り返ると、既に山頂はガスの中。なんと先程までの青空は何だったんだろうと思うくらいのスピードでガスが広がっている。ここは引き返して正解だったというところか。
前山へと向かって歩く際にもたまに振り返るとどんどん山頂からガスが広がっているのがわかる。よくよく見ると西側の白谷からもガスが昇ってきているようだ。
前山手前でアイゼンを外す頃になると、自分の周りも視界が悪くなってくる。トレースを見落とさないように、ちょっと迷ったときはGPSで確認すれば問題はない。標高が下がるに連れ、おむかえブナに着いたときはガスも掃けていた。偶然とはいえ、あのまま山頂に向かっていたら悲惨な目に遭っていたかもしれない。
男性二人はガスの中、山頂へと登っていった。
さっきまで青空だったのに、山の天気は変わりやすいということ。
さあ、さっさと下山するよ。
振り返ると山頂は全く見えず。
なんかこちらの行き先も怪しくなってきた。
どうやらガスが昇ってきたらしい。
前山はガスに包まれ真っ白。どうにもこうにも山の天気は変わりやすい。今日はガスのみなのでいいのだけど、これに突風やミゾレなんかが混じっていたらそれこそ命の危険すらある。
ここから先は踏み跡に沿って下りていくだけ。
またまたガスが出てきた。
老ブナ群まで戻ってきた。
おむかえブナに到着。空はまたまたどんより。
ここで小休止。なんか下界も天気が悪そう。
下りも足に負担がかかるのでゆっくりと。
林道出合のガードレールが見えてきた。
林道出合に無事到着。何とか足はパンクしなかった。ここから急坂を下り、沢を渡って登山口に到着。
ちょうどいい鉄板があったので、腰を下ろして休憩していると、パラパラと雨が降ってきた。予報よりかなり早い時間に降ってきたので、さっさとザックを担ぎ林道を歩く。しかし・・・雨は徐々に強くなってきた。林道の下りは往きよりも時間はかからないので、レインを着ることもなく早足でゲートへと向かう。車に着いたときは本降りになり、何とかいいタイミングで戻ることができた。
それにしても年毎に落ちていく体力を実感。これで夏山縦走大丈夫か・・・?
往きで撮れなかったイワウチワの花。
こちらはまだ蕾。
葉が紅葉している。春とはいえまだ寒いからね。
登山口に向けて急坂を下る。
沢の向こうが登山口。今日は残雪を楽しめたのでよかったとしよう。
この後は雨が降ってきたので写真はありませぬ。