笠置山

笠置山 ~不思議な山~

長い階段

  
笠置山

まずは笠置山林道に到着。

舗装されている笠置山林道に出る。ここから左手に看板が出ているが、その先には休憩舎と駐車スペースがあるではないか。駐車スペースには数台の車が停まっており、どうやらここがメジャーな登山口ということか。
こちらの登山口には「ようこそ笠置山へ」と書かれた簡単なルートマップと安全な登山のための注意書きが書かれた看板が立っている。どうやらここから更に上の姫栗林道が山頂直下まで通じているようだ。

しかしさすがに独立峰。所々に展望台があり、いい景色が拝めそうだ。山頂からの眺めを楽しみにしよう。

  
笠置山

林道に出たところから左手に登山口があるよ。

笠置山

休憩舎の向こうに駐車スペース。

  
笠置山

なんか登山道は直登だね。

笠置山

ここから再度登山道を登る。

笠置山

登山口の周辺にはたくさんの看板や指導標。どうやら笠置山登山を楽しむ人達はここからの方が多いのかもしれない。しかしこの雄大な山を味わうにはやはりできるだけ下から登ったほうが良さそうだ。


  

笠置山林道出合の登山口から登り始める。さすがに先ほどとは斜度もきつくなってきたが、丸太の階段が整備されていてこれを登っていくだけの単調な登山道だ。

しばらく登っていくと、ヒトツバタゴの自生地に出た。国内での自生地は長崎県対馬の北端と岐阜県の東濃地方のみと看板に書かれている。確か小、中学校の時に「ナンジャモンジャ」の名前で教えてもらった記憶がある。そう、もう一箇所、愛知県犬山市の本宮山の近くにも自生しているんだよね。
しかし何といっても6月頃に咲く花は素晴らしい。花咲く時期はここら一帯も賑わうことだろう。

  
笠置山

丸太で作られた階段を登っていく。

笠置山

あれがヒトツバタゴの木だ。

笠置山

木の周辺は柵が設置されており、中に入れないようになっている。天然記念物なので大事にしたい。これだけ立派な木に花が咲いたらきれいだろうな。

  
笠置山

ヒトツバタゴ自生地の説明看板。立ち止まってじっくり読んでみよう。

笠置山

国と県の補助金で整備された散策道だ。


  

ここで道は二手に分かれている。地図の通りからすればヒトツバタゴの左側を登っていくのだけど、後から来た男性はも一方のルートを歩いていった。立ち止まること無く進んでいったので、恐らくここのルートを熟知しているのだろう。自分にとっては初めての山。ここは地図のとおりに進んでいく。

少し登ると小さな橋が見えてきた。看板には「あんこ沢のあんこ生息地」と書かれている。「あんこ」とは「餡子」でも「暗刻」でもなく、「鮟鱇」のこと。しかしここでは深海魚ではなく、山椒魚を示す。かつて「あんこう」とは、「川魚の一種で足のある魚」と日葡辞書に記されていることから、山椒魚を意味したとの説もあるそうだ。でもってこの「あんこ沢」には山椒魚(ハコネサンショウウオという種らしい)が生息しており、看板には「生きたまま飲み込むと声がよく美声が得られると伝えられる。」と書かれている。さすがに山椒魚を生きたまま飲み込むのは、いくら声がきれいになってもやりたいとは思わないなあ。

  

ルートはひたすら丸太の階段を登っていく。さっきから気になっていたのだが、やけに形の揃った丸太だなあ・・・と思ってよくよく見ると、丸太は樹脂製だった。しっかりと樹皮を剥いだ木の色が再現されており、本物のよう。しかし樹脂なので濡れていると表面がつるつる滑るので、足を乗せるときは注意だ。

笠置山

「あんこ沢のあんこ生息地」の看板

笠置山

沢は干上がっているので山椒魚もいないだろう。

  
笠置山

ひたすら続く長い丸太の階段。丸太は樹脂製だ。

笠置山

かなり古い登山道を示す標識。

笠置山

まだまだ続くか。木々に囲まれ眺望もない。


  
笠置山

延々と樹林帯の中の階段を登っていくと、再度舗装路に出た。ここが姫栗林道出合。その先の登山道は目の前に続いている。
出発してからこれといって休憩もしていないので、一休みしようかと思ったけど、山頂まであと少しということならばこのまま続けて登っていくことにする。

笠置山

姫栗林道出合の登山口。ここからも階段が山頂に向けて続いている。

  

しかしここからが地味にきつい。相変わらず樹脂製の丸太の階段が続いている。先程よりは木々の間から青空が見え始めているので多少はましか。

単調な階段だが最後のひと頑張り。斜度もきつくなっていている。しかしよくここまで整備したもんだ。ここを登り切れば山頂かな?

笠置山

多少嫌気が差してきた丸太の階段。

笠置山

木々の間から青空が見えてきた。あと少しか?


  1. 地図
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5

このページの上に戻る