伊那権現山 ～極寒～
寒すぎる山頂
目の前が山頂、というよりは山頂手前の見晴らし台といったところか。権現山の三角点はここから左へ巻いて上がったところにあるらしい。しかしもうそこまで歩いて行く気力もなし。ここでザックを下ろして腰を下ろしてコンビニで買ったおにぎりを食べる。何とか凍ってはいなかったようだ。お尻が冷えないように、サーマレスト持ってきてよかったよ。
山頂には学校の登頂記念だろうか、雪に埋もれるようにあちこちに立てられている。ここは「西山権現」とも呼ばれるようで、標高の1,749.3mは「イナヨクミエル（伊那よく見える）」との語呂合わせ。
フラフラで権現山に到着。登頂記念の看板がたくさん。
伊那権現山から伊那盆地。ここからは八ヶ岳が見えるはずなのだがさっきまでの青空はどこに・・・。
ここにはシンボルと言うべき大きなダケカンバの木が伸びている。晴れていれば南アルプスや八ヶ岳の山々がキレイだろう。
しかし雪がこの程度でよかった。腰ぐらいまで深いかもとラッセル覚悟でいたけど、杞憂に終わった。
それにしても体がどんどん冷えてくる。温かいもの飲みたいけど、それよりも早く体を動かさねば。
寒い中をノンビリする訳にもいかない。既に指先は血が通いにくくなっているせいか、冷たくなって白くなってきている。アッちゃんに尋ねると、下りもスノーシューは履いたままらしい。自分もスノーシューを再び装着して下山の準備。
いや～、それにしても冷え性には辛い寒さ。アッちゃんも冷え性とのことだが、自分は度を越していると思うくらい。
伊那権現山のシンボルのダケカンバ。何年もの間、伊那の街を見守ってきたのだろうか。地元の人達はこの木に会いに権現山に登るのだろう。
伊那の街を見下ろす。先ほどよりもちょっぴり八ヶ岳が見えてるかな？
冷え性にとってつらい極寒。そろそろ下山しよう。