迫間山 ~新年早々獣道~
罠にはまるな!!
すっかり長居してしまったので、そろそろ出発。次はいつもなら八方不動へ下りてそのまま明王山・・・といきたいところだけど、ちょうど迫間山へ登ってくる途中で怪しい枝道を見つけていた。どうやらこの稜線から北へ続いている。一旦迫間山から下り、メインルートに合流したところで引き返す。問題の箇所は迫間不動へ下りていくルートの分岐点。ここから北へ僅かに踏み跡が続く。先を見ると、まだ新しいテープも付けられている。ダメ元でちょっと調査してみよう。このまま下山できるようなら新しいエスケープルートともなる。
足元はかなり悪い。所々枝葉も張り出しているが、確かに薄いながらも踏み跡は続いている。ひたすら青いテープを追っかけて進んでいく。どうやら沢に向かって下りていくようだ。
左手から沢の音が聞こえてきた。と同時にルートを見失う。沢の向こうには踏み跡らしきものはない。地図で現在位置を確認してみると、右側が迫間山の真北のピークのはず。まさか木々を伐採するための踏み跡なのか?
ちょっと迷いつつも少し登ってみると左手奥にテープを発見。どうやら先程よりヤブで見通しが悪いので見落としていたようだ。
足元の悪い中、テープを追う。
ここはまだまだマシな方。
踏み跡を見極めながら歩いていく。
ここでちょっと迷う。迷ったときは必ず戻るのが鉄則。
一旦踏み跡は明瞭になる。さて、この先どこに通じるのか?
一旦は踏み跡は明瞭になったものの、途中から鬱蒼とした樹林帯の中に入っていく。ここからは立木に付けられたピンクのテープを辿っていく。雰囲気としては山林作業用の道のようなのだが、所々獣道も入り混じっているので、ここもルートファインディングができないと迷ってしまう。
途中ビックリしたのはイノシシ捕獲だろうか、金属製の罠が踏み跡上に隠されていた。危うく人間が捕らわれるところだったよ。アビナイアビナイ・・・。
しばらくこんな感じで歩いていると、左手の木々の間から民家が見えてきた。このまま薮の中を下りていこうかと思ったけど、ここまでちゃんと踏み跡があったのだから入口があるはず。何とかその「入口」にたどり着いたけど、新年早々変なルートを見つけてしまった。
何とかテープを追って歩いてきたが、ここからは暗い樹林帯の中。
足元は所々ぬかるみ。獣道に迷い込まないように。
保安林の看板。確かに歩かれていたようだ。
民家が見えてきた。ちょっとホッとしたりして。
ようやく山から脱出。よかったよかった。
ここが「登山口」? 登山のためじゃないよね。
迫間山から下ってきたルートは一般的ではなく、ルートファイティングに自信がなかったら立ち入らないほうがいい。また夏は完全に薮化すると思われるのでエスケープルートとしても適してはいないようだ。
今年も相変わらずこんな感じ。2017年も頑張って山に登るからよろしくお願いします。
くれぐれも無理はしないように。
ちょっと歩くと下迫間公民館。ここで今日の山行は終了。
冬は雪山だけじゃない。地図を見ながら薮が少なくなる里山を歩くのもなかなかいいね。