小津権現山

小津権現山 ~アッちゃんのトリプルスリー~

小津権現再び

  

今年はあまり雪がふらないせいか、いいペースで山に登っている。とはいってもここのところ年明けは調子よく登っているのだが、梅雨時になるにつれて外出するのも億劫になってくるのは例年のこと。まあ、毎年の5月病のせいだろう。そんなことなら今のうちに山に登っておこうということで、アッちゃんから山のお誘い。ちょうど一年前に小津三山の花房山、雷倉と登り、残すは小津権現山のみとなっていた。やはり登るのなら雪のあるときに登りたい。
小津権現山には2年前に単独で登ったが、その時の積雪量は山頂で1mくらい。しかし地元の人曰く、これでも例年に比べれば雪は少ないとのこと。今年は更に雪は少ないだろう。寒波を待っていたらそのうち春になってしまうかもしれないので、即決で揖斐に向かう。

  
小津権現山

ここで心配なのは登山口までの杉谷林道が車で上っていけるかどうかだ。2年前は凍結路で敢えなくアウト。仕方なく下の白山神社から登っていった。まずは公民館でアッちゃんと相談。とりあえず行ってみようということで車を林道に走らせる。
やはり日陰は所々凍結。お互いFF車なので心配だったが、慎重にアクセルをコントロールし、たまにホイールスピンさせながら何とか登山口に辿り着く。帰り大丈夫かなあ…?

小津権現山

何とか辿り着いた登山口。アッちゃんのプリウスにはトラクションコントロールが付いているので大丈夫だったようだ。登山口の雪はこんな程度。2年前は殆ど無かったけどね。


  

登山口には先客が1台。さっさと準備をして登山口にて一礼。落ち葉に覆われた登山道を登っていく。目先の目標は雨量計の跡。間もなく電柱の立つ雨量計跡に到着。雪は地面のわずかを薄っすら覆っているくらいだ。
この山の厳しいところは登山口から最初の三角点の高屋山まで標高差520m近くを一気に登らなければならない。雨量計跡を過ぎた後は雪が現れたり消えたり。ほぼ落ち葉の中をジグザグに登っていくと指導標が現れた。あれ? 以前こんなのあったっけ? 左側は旧道で右側は新道らしい。ここは新道へ。道は更にジグザグの急登へ。まだ体が眠っているせいか息が切れてくる。
しばらく頑張って登っていくと辺りが白くなってきた。ここから山頂まで雪の上を歩いていく。

小津権現山

ロボット雨量計の跡。電柱だけがポツンと立っている。

  
小津権現山

雪が登山道を覆っているが数センチしかない。

小津権現山

ルートは尾根伝い。雪は現れたり消えたり。

小津権現山

以前はなかった旧道と新道の分岐。ここ2年のうちに新道が開設されたのかな。今回は新道を登る。帰りは旧道で下りてもいいかな。

  
小津権現山

周辺はシャクナゲでいっぱい。常緑広葉樹なのにこんな寒いところにも自生しているんだね。

小津権現山

本格的に雪が現れたが深い雪とは言えないかな。


  
小津権現山

帰り道との分岐。混雑した季節のためか。

朝方なのでまだ雪が締っている。しかしアイゼンを着けるほどでもない。しばらく急登を登っていくとまたもや指導標が現れた。振り返ってみると、登ってきた所が「登山道」、もう一方が「帰り道」になっている。もしかしたら混雑する時期で登りと下りを分けるためかもしれない。ここで自分がバテてしまって小休止。高屋山まで一気に登りたかったけど、今日は体が動かない。
再出発するも、なかなか調子が出ず。尾根伝いの登山道をたまに見上げながらひたすら登り、傾斜が緩やかになったピークが高屋山。右手には木々の間から花房山が見えている。アッちゃんはシャツ一枚。元気だね~。

  
小津権現山

今日は晴れてよかったね。

小津権現山

尾根伝いにひたすら登る。似てないようで似ている小津三山。

小津権現山

右手には顔を出した花房山が見えてきた。

  
小津権現山

「一年前はガスと雪の中をあそこに登ったんだ。」アッちゃん感慨深げ。今日は青空の中に花房山。

小津権現山

高屋山からの次のピークからちょっと下って前衛峰へ。ここからもキツいルートが続く。


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