瓢ヶ岳

瓢ヶ岳 ~三年ぶりの初日の出~

新年ナイトハイク

  

2014年が悪かっただけに2015年は運も多少は良くなってくるはず・・・だったが期待してた以上にはいかず、むしろ秋からは忙しくなるばかり。今年はいい年でありますようにと元日には山に登って一年の安全祈願をするのがここ数年続いている。

大抵は近場の各務原アルプスなのだが、これまた数年前から瓢ヶ岳にも必ず登っている。前回は年末にす~さんと登山口を目指すものの、あまりの大雪に林道を上っていくことができず。年明けに林道をひたすら歩いて登山口に着いたものの、その先はトレースが無い雪の中。スノーシューを履いて必死で山頂へ到達したものの景色は全く望めなかった。
さて、今回は昨年と真逆で雪は殆ど無い。しかも正月三が日の天気はいずれも好天の予報。それなら元日はいつもの如く各務原アルプスから初日の出を拝み、3日に瓢ヶ岳に登ろうと計画。例年の如く、明王山では初日の出イベントがあるらしい。昨年は雪の中だったが、今年は晴れると明王山山頂もごった返すだろう。日の出と同時に見知らぬ爺さんにバンザーイなんてやられたらドン引きだ。
それなら元日は瓢ヶ岳で初日の出を拝んだらどうだろうか。ただ新年早々ヘッデン点けてナイトハイクか・・・と躊躇していたが、雪が無くて晴れの元日なんてそう滅多にあるもんじゃない。テレビでカウントダウンを見てから数時間仮眠して暗い中を登山口に向けて出発する。

  

ちょっと風が吹いているが気になるほどではない。そして何よりも満月ではないが月の光が明るいのでLEDを点けなくても登る準備ができるくらいだ。準備も整い、いつもの登山口から登っていく。予想通り登山道に雪は見当たらない。
沢の手前で一瞬ルートを見失いかけた。これがナイトハイクの怖いところ。この山は踏み跡は明瞭なので、ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに引き返す。沢や尾根を一本でも間違えると道迷いにつながるのだ。
順調に骨ヶ平に到着。ここから主稜線を山頂に向けてひたすら歩くのだが、ルートには薄っすらと雪。しかしアイゼンは全くの不要だ。だんだんと右手、東の空が明るくなってきた。

瓢ヶ岳

ふくべの森登山口から出発。今年はナイトハイクからスタート。

  
瓢ヶ岳

昨年の大雪が嘘のよう。登山口から先は雪は無し。

瓢ヶ岳

骨ヶ平に到着。ここからうっすらと雪。

瓢ヶ岳

奥瓢からのルートに合流。山頂はすぐそこ。


  

山頂に近づくに連れて人の気配がしてきた。案の定、若者が何人か先に山頂にいる。中にはよくそんな軽装で来たもんだと感心するくらいの者もいる。
今日の日の出時刻は7時1分。まだ30分ほどある。多分体が冷えてくるのでコーヒーでもと思ったが、若者たちが騒がしいので淹れる気にもならず。
御嶽には雲がかかっているが、このまま切れないだろう。何よりも日が昇って暖かくなるまでこちらの体が持たない。
登ってきた逆方向から別の若者たちが登ってきた。ちょっと騒がしい山頂になってしまったが、お正月だからしょうがないね。そろそろ日の出の時刻だ。

瓢ヶ岳

瓢ヶ岳山頂に到着。ここ数年では最も雪は少ない。

  
瓢ヶ岳

日の出前なので体が冷えてくる。

瓢ヶ岳

昨年は雪に埋もれていたっけ。

瓢ヶ岳

山頂までずっと照らしていてくれた月。

  
瓢ヶ岳

東の空がオレンジ色に明るくなってきた。初日の出には絶好のコンディション。


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