屏風山 ~す~KUMAコンビ復活~
KUMAクンのガイド
何とか風邪も腰痛も落ち着き、今年も残すはあと一週間。ちょっとだけでも山に登っておきたいと思っていたところ、ちょうどす~さんが日程が合うというので歩いたことのない納古山の西尾根を案内することにする。
しかし十日の天気予報はあまりよろしくなさそう。す~さんは一日ずらしてもいいとのことなので、予定していた次の日に延期と決定。するとKUMAクンから「明日瑞浪の屏風山登りませんか」とメールが来る。
思えばKUMAクンもす~さんも久々の登山だ。ここは軽く屏風山もいいだろう。そんな訳で今回は瑞浪市最高峰を目指す。屏風山とは中央道にある「屏風山パーキングエリア」の「屏風山」だ。山頂は瑞浪市と恵那市の境にあり、ルート上には湿地もあるというちょっと変わった山だ。そしてこの山は住民ボランティアが登山道や指導標の整備をしており、地元にとって思い入れのある山でもあるんだよね。
途中のコンビニでKUMAクンと待ち合わせ。道の駅「おばあちゃん市・山岡」手前から細いつづら折りの道を山の中に入っていく。途中で舗装が切れ急に道幅が狭くなるが、すぐにコンクリートの橋を渡ると車を停める広場が現れる。
広場の目の前が笹平登山口。早速準備をして登りましょうか。
久々のす~KUMAコンビの復活。KUMAクン曰く、4年前に登った鈴鹿の竜ヶ岳以来だそうな。
登山口からスタート。今日はKUMAクンがガイドだ。
まずは植林帯のゆる~い登山道を歩いていく。
まだまだ景色は望めない。
辺りは木々に遮られた暗い植林帯だ。登山口からはちょっと登ると尾根に取り付く。ここからはひたすら北東にある屏風山山頂を目指して登っていくのみ。
しかし日が当たらない中、傾斜のゆるい登山道のせいか、歩いていても寒くてしょうがない。ちょっと体が温まるまで時間がかかるかな?
尾根に取り付く。地図で確認してもこの先に急登はなさそう。
途中で山頂を示す指導標が現れた。ここはかろうじて視界が開けるところ。木々の間からは雪を被った伊吹山が見えている。昨シーズンはほとんど雪がなかったので登るのを諦めた山だ。今年はそこそこ雪が積もっているみたいだが、もうちょっと真っ白になってくれなきゃね。
山頂を示す指導標。置かれた丸太はベンチ代わり。
ちょっと明るくなったのは左手の視界が開けたため。
どうしても立ち止まってしまうと体がどんどん冷えてくるので、早々に歩きだす。登山道の緩さは相変わらず。ピークから少々下るとまたもや指導標。直進が「ぬかるみ多し」、左折が「山頂に至る」だ。KUMAクン曰く、このまま直進して先に湿地へ行くとのこと。
次第に道は水の流れる小さな沢に沿って続く。しばらく歩いていくとまたもや分岐。ここを右へ行けば黒の田湿地に向かうようだ。
上り坂もさほど急登ではない。
ちょっと下っていくと・・・
湿地へ行くにはこのまま直進。間違えないようにね。「ぬかるみ多し」だそうなので、この先足元注意。
ここからは左手に沢の音を聞きながらノンビリハイク。
湿地への分岐に到着。
黒の田湿地はこの先だ。
木漏れ日の中、目の前の木々がなくなっていく。
「黒の田湿地」の指導標の方に向かって歩くと、木々がなくなって視界が一気に開けた。どうやら目の前に広がるのが黒の田湿地らしい。さすがに湿地に立ち入ることはできないので、踏み跡に沿って湿地の縁に沿うように歩いていく。
どんどん進んでいくと、湿地を横断する木道が現れた。冬なのであまり湿地という感じはしないが、これまで植林帯の中を歩いてきただけに、こんな山の中に開けた場所があるなんて不思議に感じてしまう。よくよく見ると、先客が1人。山の静けさを楽しんでいるようだ。ここは春先のポカポカ陽気の中でコーヒーでも飲みながら本でも読みたいところだね。
目の前に広がる湿地。
湿地の縁の踏み跡を先に進んでいく。
道なりに歩いていくと木道が現れる。
まだ霜が残っている木道を歩く。静かでいいところだね。空も青いし、暖かければ一日ボーッとしていたいくらい。
黒の田湿地の看板。かなり広そう。
ちょっと湿地を望みながら小休止。