中央アルプス

中央アルプス主稜線ハーフ縦走 ~V字谷に橋を造ってほしい!~

菅平駐車場が満車?

  

平成29年10月1日(日)

コース 黒川平 → <バス> → <ロープウェイ> → 千畳敷 → 極楽平 → 檜尾岳 → 熊沢岳→ 東川岳 → 木曽殿越 → 空木岳 → <池山尾根> → 菅の台 → 黒川平

  

天気予報は晴~前日に、急きょ中央アルプスの稜線歩きと千畳敷の紅葉を見に行こうと思い立った。駒ヶ岳ロープウェイの始発に乗り、空木の池山尾根を暗くなる前に降りてくるという計画である。
HPにはバスの始発は5:15と書いてある。2時起きで5時前には着かないと・・・とここで、秋の木曽駒に行ったことのない大誤算が後でわかることに。

  
中央アルプス

順調に5時前には到着~うん? 菅平駐車場が満車? 臨時駐車場は1キロ先? とりあえず向かう。黒川平バス停は菅の台より後になるのでほとんど満杯でバスが到着するため5人くらいしか乗れない。いつになることやら・・・もともと余裕のない時間設定のため断念も考えながら待ち続けること1時間強で乗車できた。
ロープウェイは整理券制になっていて、そこらへんでゴロゴロしている人や散歩する人もいる。ストレスはないが時間が・・・焦ること40分ほどで乗れることに。

  

しかし、登山客だけでなく、この時間に結構な数の観光客がいるのには驚いた。
千畳敷で登山届を書いて、出発は8時過ぎとなった。とりあえず宝剣バックの写真を撮って、出発~極楽平を目指す。

  
中央アルプス
中央アルプス

  

極楽平に上がると、三ノ沢岳とその後ろに御岳が見える。島田娘からは、今日の空木までの動線と下りの池山尾根が見渡せる。

まず目指すのは途中のピーク濁沢大峰を経て檜尾岳である。細かいピークを巻く道もあるがアップダウンを経て1時間半ほどかかった。

中央アルプス
        

計画の遅れを取り戻すべく、おにぎり1つを食べて次のピーク熊沢岳へむかう。ここから空木までは初めてのトレース。檜尾あたりから空木方面からの登山者との擦れ違いがある。
基本、ずっと空木やその後ろにそびえる南駒ヶ岳、左手には南アルプスなどを見ながらの歩行である。

  
中央アルプス
中央アルプス

  
中央アルプス

熊沢岳のピークははっきりせず…。なぜなら、山頂の標柱の場所より隣のピークの方が明らかに高い。でも気にせず、すぐに東川岳に向けて歩く。

東川岳からは急坂の下に木曽殿山荘があり、そこからせりあがっている尾根道を見てゾッとする。「V字谷に橋を造ってほしい!(笑)」

おにぎりを食して、350m以上の標高差を登り始める。

中央アルプス
  

中央アルプス

  

予防で飲んだ芍薬甘草湯の飲み方が悪いのか、前衛ピークでついに足が攣る。しばらくストレッチをして休むが、時間が気になりだましだまし頂上に向かう。
このあたりは岩登り箇所が多いが、整備された人工物が多くさすがに頼ることにする。

中央アルプス
  

なんとか14時を過ぎずに頂上に到着して、すぐに池山尾根に向けて下山する。しばらくは、空木カールの紅葉と伊那谷、南アルプス、そして塩見岳の横に顔を出す富士山を見ながらの絶景ウオーキングである。もったいないけど時間がないのでバタバタと急ぐ。

  
中央アルプス
中央アルプス

駒峰ヒュッテを過ぎ、駒石を過ぎ、ナナカマドなどの紅葉も楽しみながら徐々に樹林帯へ入ってゆく。

  
中央アルプス
中央アルプス

急なハシゴが何か所かあるが、基本的に普通の登山道である。

2時間弱で遊歩道に入り、少し歩くと池山の分岐で有名な水場がある。そこからもしばらく遊歩道状態である。

  

中央アルプス

林道終点駐車場からは、曲がりくねった林道をまっすぐに貫くように登山道を降りてゆく。
暗くなりクマが怖いので、鈴をジャラジャラ鳴らしながら下るが、スキー場の上部では猿の軍団に遭遇し緊張が走る。ストックを振り回し、奇声を発しながら逆に威嚇して追っ払う。誰もいないからできることだが・・・

スキー場の駐車場からは舗装路を歩き、緊張はなくなる。菅の台に着いても今日の駐車場は1キロ登り返しの黒川平なので、最後のひと踏ん張りである。駐車場ではどっぷりと日が暮れた。(おわり)


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