鎗ガ先

アッちゃん踏ん張る

  
  

7名のパーティーはすぐに立ち止まって休憩に入ったようなので、先に行かせてもらう。ちょっとアッちゃん退屈そう。

「先に行きましょうか?」

ということでアッちゃんに先行してもらう。雪道では後続の方がトレースを辿ればいいのでとても楽チン。アッちゃんには悪いけど、アッちゃんはアッちゃんで楽しんでいるからいいか。

道はどんどん急登に。トレースの無い杉林の急登を悪戦苦闘しながら登っていく。途中の岩場もいつもと違う。雪が中途半端なので登るのが難しい。こんなところではアイゼンもスノーシューも威力を発揮できないかも。二人とも相変わらずツボ足で登っていく。

鎗ガ先

だんだんと急登に、かつ雪も深くなってきた。アッちゃんなぜか楽しそう。

  
鎗ガ先

雪が深いとはいえ、いつもよりまだまだ浅い。

鎗ガ先

後続で楽させてもらっている。アッちゃんスマナイ。

鎗ガ先

ここが難所。急登の雪の下は岩。上りよりも下りが心配だ。


  

急な岩場をクリアしたら後は見上げるほどの杉林の急登。あそこの稜線までガンバル。とはいえ、ここも雪は中途半端。深い方が登りやすいね。さすがのアッちゃんも悪戦苦闘。後から聞いたのだが、こんなシチュエーションは初めてだったとか。

何とか最上部の稜線まで出た。休むことなくそのまま山頂を目指す。さすがに吹きさらしの所は雪が深い。足もたまにズボズボ埋もれていくが、最後までツボ足で行けそうだ。

  
鎗ガ先

杉林の急登を頑張って登る。もっと雪が深い方が登りやすいかもね。

鎗ガ先

遂に登りきった。ここまで来れば山頂まであと少し。


鎗ガ先

結局最後までツボ足。7人のパーティーが登ってくる気配は無い。


  

無事に二人とも山頂に到達。山頂は一ヶ月前に登った時よりわずかに積もっているようだ。アッちゃん恒例の三角点タッチをと探すが、肝心の三角点は遙か雪の下。ここはあきらめて、雪を踏みしめてご飯とする。風がないのでしばらくは大丈夫そうだ。アッちゃんにお湯をもらって淹れたコーヒーが美味い。

鎗ガ先

ようやく山頂。やっぱてっぺんは雪深い。

  

そうこうしているうちに7人のパーティーが山頂にやってきた。さすがにみんなアイゼンを装着している。我々のトレースがあっただけマシだっただろう。

で、アッちゃん三角点をあきらめきれずに持ってきたシャベルで雪を掘り返す。しかしすぐに厚い氷が出てきたため、敢え無く断念・・・。

鎗ガ先

ツボ足は疲れる。さあ、ガソリンを補給するとしよう。

鎗ガ先

ちょっと掘るとすぐに厚い氷。今日の三角点タッチは諦め。


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