ソボ洞・コカシ洞 ～行けなかったところ～
久し振りの鉄塔の旅
案の定、仕事の会計年度初めは何かと忙しい。でもって登山どころかいろいろやりたいこともなかなかできない。本当に時間の使い方は難しい。やることがなくて暇が有り余っているなんて聞くけど、はっきりいって信じられないわ。
とかなんとか過ごしているうちに待ちに待った大型連休。まずは山。年明けから行きたいと思っていた山へ・・・じゃなかった、洞へ。14年前に木村さんが「洞に行きますよ」と案内してくれたところ。揖斐のソボ洞、コカシ洞へと向かう。ここは登山道というより、林道＋鉄塔巡視路だ。この山行で鉄塔に巡視路があるというのを知った記憶がある。そしてソボ洞、コカシ洞山行と言っておきながら最後の鉄塔がコカシ洞と勘違いし、コカシ洞にはたどり着いていないまま14年が過ぎた。今回はここのところ木村さんと登山を始めた初期に登った山々を再訪する中で、行けなかったコカシ洞まで行ってみようと思う。
林道入口から見る根尾川はいびつに流れているな。
素振谷林道入口に駐車。
ここから林道をしばらく歩いていく。
素振谷林道起点から出発。
ちょっとした上り坂。天気が良くて気持ちがいい。
途中から路面は未舗装路へ。幅員も狭く、軽トラくらいでないと厳しいかも。この先路面はだんだんと荒れていく。
途中で車両は通行止め。
行く手に巡視路の標識が見えてきた。ソボ洞への入口がここ。
ここから素振谷林道と別れ、山の中の巡視路に入っていく。
延々と林道を歩くこと約40分。目的地の鉄塔巡視路入口に到着した。なんだかんだ言ってここまで歩くのはちょっと退屈だけど、早朝の晴れた新緑の中を歩くのは何とも気持ちがいい。ただ熊をはじめとする獣との遭遇は怖いので、熊鈴は3個をジャラジャラ鳴らしている。GPSで位置を確認し、金属製の橋で沢を渡って巡視路に入る。
ただ、この巡視路が曲者。踏み跡が明瞭なところもあれば、時に見落とすこともある。樹脂製のステップも落ち葉で隠れているところもあり、ルートファインディングができないと迷ってしまうかもしれない。初心者や不慣れな人はソロで入らないほうがいいかもしれないね。
ここは中電の巡視路だ。
まずは沢を渡る。
植林帯の中に巡視路は続いていく。
また現れた金属製の橋。
ルートはちょっと不明瞭なところも。
巡視路は登山道ではないのでほぼ直登気味に続いている。林道が緩かったのに比べてかなりの急登だ。大型連休の前半とは言え、こんなマイナーな山に登る人は自分くらいかな。