塔ノ倉 ~秋の足跡~
悪天候の揖斐の山
なかなかここのところ週末はやることがたくさんあり、あまり山にも行けず。アッちゃんと一緒に登ったのも昨年の12月。ほぼ一年前だ。この前メールが来てたこともあり、何とかスケジュールを調整し、恒例(?)の揖斐の山へ行くことになった。
で、行き先はというと、アッちゃんのリクエストで旧徳山村の上谷山(うえんだにやま)から鏡山へのピストン。アッちゃんの大好きなヤブがある山だ。この山は知らなかったので、あらかじめ調べておく。ちょっと天気が微妙だけど、小雨くらいなら何とかなるか。
集合場所は藤橋の道の駅。まだ日の出前の暗い中を出発する。揖斐川町に入ったところでだんだんと明るくなってきたが、同時に路面も濡れてきた。雨でも降ったのだろうと思い、途中でコンビニに入る。そして退店するとき、ポツポツと雨が降ってきた。あ~やはりな・・・天気予報相変わらず当たらないな・・・と文句をつぶやきながら車を発進させるが、徐々に雨も強くなってきた。道の駅には集合時間よりも早く着いたが、雨は強くなるばかり。小雨どころか、傘をささなければびしょ濡れだ。これじゃ今日は無理かな。
そしてアッちゃんがやってきた。雨は小降りになったものの、降ったり止んだり。徳山方面を見てみると分厚い雲が山を覆っている。これじゃレイン着ててもびしょ濡れの中の藪漕ぎはやだな。アッちゃんと話し合ってちょっと戻り別の山に登ることにする。こんなこともあろうか、予備の山を準備しておくとはさすがアッちゃん。少し戻り、塔ノ倉に登ることにする。
塔ノ倉は700mちょっとの山で、名前だけは聞いたことがある。登山口は聖心殿のあるところ。雨は上がったようだが、空には厚い雲が流れており、いつ降り出してもおかしくはない。とりあえずレインを着るほどではなさそうだ。準備をして、まずは聖心殿への石段を上っていく。するとまた雨がポツポツ降り出してきた。聖心殿で雨宿りがてら、ザックにカバーを被せ、改めて山頂に向けて出発。
聖心殿下にある駐車場。アッちゃんは新車のカローラツーリングだ。
この時点でまだ雨は降っていない。
聖心殿で雨が降り始めた。ザックにカバーを被せる。
これ以上雨が強くなりませんように。
登山道は植林帯の中。
割と登山道はしっかりしている。そしてさほど急登ではないが、雨で滑りやすくなっているので、一歩一歩注意しながら登っていく。しかし雨の中の登山も久し振りだ。
窯の跡らしい。アッちゃんが教えてくれた。
登山道は狭い。滑らないようにしなくては。
足元を見ると色づいた葉っぱがたくさん落ちている。ついこの前まで紅葉真っ盛りだったようだ。ここは紅葉の時期はとてもきれいだろう。一度いい時期に来てみてもいいな。
しばらく登り続けると、前方に社が見えてきた。あそこが奥の院らしい。恐らくここまでは参拝で多くの人が登ってきたことだろう。社の裏に回ってみると、滝行もできるような小さな滝がある。
さて、ここから塔ノ倉へはどこを登っていくのだろう。アッちゃんが周辺をいろいろ探ってみる。
ここは紅葉がきれいだろうな。
地面には色づいた葉っぱがいっぱい。
前方に社が見えてきた。こんな静かな山の中に意外だ。
奥の院に到着した。なかなか立派な社だ。奥まったところでこの山を守っているかのようだ。今日はこんな天気なので我々以外誰も登ってこないだろう。
裏手には滝行場か。
見るだけで寒そう。体が冷えるので先を行く。