銚子ヶ口 ~鈴鹿の秘境~
イブネは諦め
何とかクラシにたどり着いた。小さな看板があるだけの寂しいピークだ。ここで軽く食事とする。
途中から木々の中に入り、目の前のちょっとしたピークを登ると、小さな「クラシ」の看板だ。何とかクラシにまではたどり着いた。ここから先へ行くかどうか。先に行くにも風が冷たくて強くなるばかり。そしてかなり寒くなってきており、指先の間隔もなくなってきた。恐らくレイノー症発動となってしまったようなので、今日はここまでとする。まずは風を避けるために木々の間に入り込み、おにぎりとパンを食べる。このまま歩き続ければ確実にシャリバテだ。食べられる時に食べておこう。
この先のイブネはまたの機会に。もっとコンディションのいい時に来たいね。
この先進むのは止めておこう。
食事を済ませ、クラシを後にする。天気が良くて暖かい日にまた訪れたいものだ。
来た道を戻るが、ちょっとガスが出てきた。周りが見えないほどではないが、荒天にならないうちに先を急ぐ。明瞭な踏み跡が無い箇所が随所にあるが、こんなときはGPSが役に立つ。
庭園を抜けたら急な下り。結構急な所を登ってきたんだなと改めて思う。
相変わらずの厚い雲。雨降らないでよ。
途中で踏み跡を外すことも。GPSのお世話になる。
ちょっとガスも出始めたか。大きく流れているわけではないし、ここから濃くなることはないと思う。
最初の分岐にやってきた。ここで庭園とはお別れ。
往きはこんなところを登ってきた。かなり急な下り。夏になるとちょっと藪が張り出しそうな気もする。そんな頃は鈴鹿はヒルで行けないよね。やっぱ春先か。
かつての境界杭かな?
秋の紅葉もきれいかもしれないね。
はるか向こうに銚子ヶ口。あそこまで遠いぞ。
枯れ木に生えたサルノコシカケの一種。
基本的に帰路は下りだけど、道が平坦になるとホッとしたりする。
大峠に到着。何とか難路はクリアした。
ちょっと休もうか、いや、まだ大丈夫。
ようやく大峠へと戻ってきた。ちょっと疲れたけど、まだ帰路の半分も来ていない。ここから水舟ノ頭へと登り、銚子ヶ口西峰、本峰、東峰とまだまだ遠い。思った以上に距離は長いな。
周囲の山の向こうに見える街並みは日が当たっているのがよくわかる。たしかに天気予報は当たったようだ。
厚い雲はこの周辺だけ。遠くの街並みはいい天気のようだ。
水舟の池の分岐まで戻ってきた。ここから銚子ヶ口の3つの峰を縦走する。