小河内岳

小河内岳(2日目)

  
  

翌18日早朝。

「・・・.ぎゃ~!! 明日の仕事、待機当番だった。どーしよ。こんな天気じゃ!! 降りられない?!」。

窓をたたく強風の音で朝を迎えました。この中あの稜線を歩くと思うとハイ松ごと根こそぎ抜かれて飛ばされるに違いない。いや、なるようにしかならん!と考えること束の間(す~さん、冷静さを無くしてますねぇ)。。

ここね、風の通り道だから、いつもこんな感じ。なんだ!そうですか!しかしどうしようかと内心、焦りました。

  • 管理人さんの一言で気持ちがコロッと変わる自分に苦笑。

    風が止んだころ、1名の方が小屋をあとにされ本日の山行をスタート。

    す~さんは、7:30に小屋発のため、空いた時間外の景色を眺めていました。

    昨日ガスで遠方は見えませんでしたが、風が止んだあと眼の前の蝙蝠岳山頂は多少の雲は掛かっているもの4:49蝙蝠岳山頂の向こうから、日の出を見ることが出来ました。

そして日の出から数分。朝日を帯びた富士山は一見、夕暮れを演出しているかのようにも見えました。

今朝は空気が澄んでいたとみえ、管理人さんいわく これはめずらしい。今日は戸隠も見える!とおっしゃっておられたのが印象的でした。はるか彼方には槍の穂先までもが見えました。

  • 小屋をあとにしたす~さん。

    昨日恐怖に怯えながら通過した核心部である稜線も、帰路となれば名残惜しい気分(まーなんて都合がいい)!

    本来、小河内岳周辺は雷鳥がよく姿を現すとか? 今回は姿、まったくなかったなぁ。(御岳山で見たから、良しとしとこ 笑)

  • 朝日を帯びる富士山

このとき、台風6号の影響がすこしづつ近づいてきていたとか・・・。

そのため、朝日は見られたもの、徐々に曇りがちの空になってきました。

そのような中、烏帽子岳を目指す方でしょう..。数名の方とすれ違ったのですが、どうぞ雨に降られませんようにと願いながら三伏峠着。ここで、レインウェアーを着るか否か。いや、もう少しあとにしとこ…。

結局レインウェアーを着ることなく登山口へ。ラッキーなんでしょうか…? 未だ、レインウェアーを雨具として活用したことがないだなんて!

しかし。アレよね(笑)。そっくりよ。何が、って三伏峠から登山口までの樹林帯を歩きながら

「うははー。まるでここは蕪山みたい」

す~さんにとって、樹林帯はすべて蕪山になるようです(笑)。


そんなわけで、南アルプス。食わず嫌いであることが分かりました。北とはまた違う山深さが魅力的かも~!

そんな魅力を発見した山行でした。

【反省及び課題】
水を持っていきすぎた!しかし足りないよりはマシと思いつつ、要領よい意味あるパッキングが求められるぞ! って、それが反省か?!
しかし、高くて深い山に行くということは、眼にも気にも毒ですね。
小屋眼の前にそびえていた悪沢岳。名前こそ「悪」がつくもの、姿は良いぞ!
さて、この次。悪沢岳にいつ登ろうか(笑)?!

戻る
シーズン1 シーズン2