丹沢山

そうだヒルの出る前の丹沢だっ!

  
  

◆行程

平成26年4月27日(日)

どんぐりハウス 5:10 → 6:13 駒止茶屋 → 7:09 花立山荘 → 7:40 塔ノ岳 → 8:32 丹沢山 8:50 → 10:09 蛭ヶ岳 10:46 → 丹沢山 12:45 → 塔ノ岳 13:55 → 17:02 P


  

◆前置き

月に1度あるかないかの土日連休をどう過ごすか?笈ヶ岳も行きたいし、泊りは中途半端な時期だし・・・そうだヒルの出る前の丹沢だっ!ということで、仲間に提案したら4人が行くとのこと。

計画を立てようと思ったとき、土曜日に仕事が入ってしまう。いまさら計画を変えられないので、みんなに泊りで入ってもらい後から日帰りピストンでの合流を試みることにした。ピストンならその日の状況に応じて、また仲間との合流の状況で途中でも折り返せばよいということである。

仲間:カオさん、めぐさん、セロさん、岳さん

仲間の行程:大倉山登山口 → 鍋割山(鍋焼きうどん) → 塔ノ岳 → 丹沢山 → 蛭ヶ岳(泊) → 丹沢山 → 東峰 → 丹沢山 → 塔ノ岳 → 登山口


  

◆アクセス

土曜日に仕事が終わり、風呂に入って夕食をそこそこに出かけた。仲間が大倉尾根の登山口近くの高橋さんという家(登山口近くの自販機3台の前にある石垣のある家)に駐車する予約をしてくれたのでそこを目指す。

大井松田ICで降り、セブンイレブンで買い物をして着いたのが0時を過ぎた。駐車場とはいえ、高橋さん家は庭の広い普通の民家である。夜中にズカズカと入って、グーグー車中泊だなんて・・・と思い、悩んだ挙句に寝場所を探すことにした。

どんぐりハウスの前に24時間駐車場があり、空いていたので行ってしまい夜を明かした。4時半に起きて5時にスタートである。

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◆大倉尾根

“バカ尾根”と言われているほとんど登り一辺倒の登山道で標高差は1,200mくらいあり、途中○○茶屋が何軒かある。

途中、樹間から富士山が見え出す。登山道のわきに鹿の群れがいる。人に慣れている様子で監視はしているがまったく逃げる様子がない。

パッと視界が開け、富士山がドーンと見えたらほどなく花立山荘である。そこの綺麗なトイレで100円を払い用を足す。

  
丹沢山丹沢山
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◆塔ノ岳

花立山荘よりは30分ほどで頂上である。ステージがあるのかと思うような観客席のようなベンチがある。そこで見るものは言わずと知れた富士山である。とりあえず、1つの目標達成であり、小休止して出発する。

  
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◆丹沢山

塔ノ岳より2ピークほど超えていく。1等三角点がある。展望はイマイチだが、広い広場状態で多くに人がくつろいでいる。まさしく“公園”である。45分ほどで到着するが、最後の登りで急に右大腿筋に違和感を感じた。これはいかんと芍薬甘草湯を飲もうとすると、どこかで見た顔が・・・合流する予定の仲間である!

蛭ヶ岳山荘が込み合って寝られなかったこと、メンバー1人の脚の調子が悪く丹沢山のみやま山荘に泊まって1人で蛭ヶ岳を目指していること、みやま山荘は急きょ旧小屋の対応をしてくれたが傾いていた・・・などの話を聞いた。

3人はこれから東の峰を目指すとのことで、僕も蛭ヶ岳を目指すこととした。

  
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◆蛭ヶ岳

言わずと知れた丹沢山塊の最高峰である。丹沢山から下るとき、次のピークの不動の峰の横にチョンと見えているくらいだったが、不動の峰を超えると急下降からかなり登り返すのが見えてゾッとした。途中、鬼ヶ岩など今までにない険しい岩稜帯がある。

頂上手前でメンバー1人とすれ違う。頂上は富士山やほぼ360°の景色が堪能でき、40分ほど休み折り返した。右大腿筋をかばいペースはかなり落ちている。

  
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◆丹沢山~下山

何とか無事に到着し、先行の1人と合流する。同時期に3名も東峰より戻ってきた。ここからは単独行ではなく5人のグループ行である。

塔ノ岳に着くと朝の静けさとは一転して、富士見客で満席状態である。下山道中はその客で帰りの渋滞、街中にいるような人ごみである。女子陣が脚にまめを作ったこともあり、のんびりと下りた。こんなに人が多いのに、駐車場があれっぽっちの数か?と疑問に思っていたが、バス停に並ぶ行列を見て納得した。公共交通機関でのお出かけが関東のスタイルと。

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◆さいごに

駐車場の高橋さんには、ドタキャンをしてしまいまして申し訳ありません。でも、駐車場確保をしていただいていたにもかかわらず、実際には利用していないということでお金を返していただきました。僕はお金は受け取ってほしかったのですが、どうしても・・・といわれるのです。

権利の主張しか考えていない日本人が多い今日に、心休まるエピソードとなりました。有難うございます。また、ご迷惑おかけして申し訳ありません。

仲間についても、僕のために時間稼ぎするルートの選択を余儀なくさせたことをお詫び申し上げますとともに、参加させていただいたことを感謝します。

みんなに迷惑をかけまくった山行だった・・・トホホ


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