奥秩父

奥秩父山塊の最高点

  
  

金峰山~国師ヶ岳

平成25年7月7日 単独

去年の11月の鳳凰山以来の百名山に行った。金峰山は前から行きたいと思っていた山であるが、山梨は連休のない我輩にとってとアクセス難のエリアである。ただ、大弛峠からは比較的簡単に登れる山である。シフトの中に半ドンで翌日が休みというパターンが出来た。つまり、午後をアクセスにあてて次の日の午前中を中心に歩き、午後は帰途をメインにするのが可能になったのである。



◆ アクセス

東名三好ICから新東名を経由して新富士ICで降り、国道にて朝霧高原を目指す。天気は富士山を眺めることははるか遠い濃霧のドライブとなった。(写真1)本栖湖精進湖を抜けて、峠を越え山梨に入り、盆地まで降りずに山沿いに笛吹市へ入った。ぶどう畑・桃畑の続く山沿いの道には競うかのごとく100円“格安”自販機の応酬である。

目的のももの里温泉に着き入浴し、塩山市を抜けて大弛峠への入口にある牧丘町の道の駅で車中泊するが、熱くて寝られない。峠には山小屋がありトイレもあるが、宿泊者以外は使用禁止とのHPの記載をみてトイレが自由の道の駅で夜を明かす。

  

5時過ぎに峠に到着したがすでに時遅し、駐車スペースは一杯のため500m程下の路肩スペースを見つけて置く。悲しいことにトイレはみんな関係なしに使っている。

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◆ 金峰山へ

最初、樹林帯の中をひたすら歩く。単独なので、申し訳ないがファミリー登山者はガンガン抜かさせていただく。気温は15℃ほどで、風が吹くと寒いくらいである。左側(南)は樹間から景色が見えるところがあり、傘をかぶった富士山が見える。

40分ほどで岩岩の開けた場所についた。そこからは最初のピークの朝日岳にすぐである。ピークを越えたところからは、目指す金峰山の五畳岩が見える。

  
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再び樹林帯に入り、ガンガン進むと15分ほどで鉄山分岐である。

もちろん鉄山はパスして頂上へ急ぐ。森林限界を超えると北側に瑞牆山(みずがきやま)が見える。


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しばらく歩いて、岩のトンネルを抜けると頂上である。で、すぐに五畳岩に向かう。

ギャラリーの少ないうちに登ってしまえと、テラスを利用するルートで登り、下りも何とか降りることが出来た。残置シュリンゲがあったので、苦労した人もいたのだろう。頂上へ戻り、レッツゴーの旗で記念撮影し峠へ向けて歩いて9時前に到着した。

  
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◆ 国師ヶ岳へ

次は峠を経て東側に対峙する国師ヶ岳へ向かう。

山荘の前を抜けて木の階段を登る。ほとんど木道が整備され簡単な遊歩道であるが、2つ目なので息が上がる。

30分ほどで前国師に着き、奥千丈との分岐を経て1等三角点の頂上までは10分くらいで着く。

しばし休憩して再び分岐を経て奥千丈岳に着く。ここは奥秩父山塊の最高点である。

さっき歩いた金峰山への稜線が良く見える。

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道がいいので、下山は20分ほどである。峠に着くと、車があふれかえって駐車禁止場所にも平気で停めてある。

途中の林道には駐車スペースが所々にあるが、何処も一杯で人気の山であることが良くわかる。

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◆ 小楢山へ

大弛峠に10時過ぎに戻り、時間があるのでもうひとつ登ることにする。あらかじめ調べておいた山梨百名山の小楢山に行く。車で焼山峠へは大弛峠から牧丘に下る途中の金峰温泉を分岐してすぐである。峠には立派なトイレもある。

焼山峠に着くとすでに下山した人を横目に用意して歩く。登山道は山火事を広げないように?山林を分離してある中を歩く。

  
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途中的岩という大きな石があるが、特に特徴のない山である。1時間弱で2等三角点がある頂上に着く。頂上広場からは塩山・牧丘方面?が良く見える。夜景はよさそうである。時間に余裕があればテン泊も良いかも・・・である。

  
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◆ 帰途

下山後は、夏焼峠を下り盆地までの途中にある鼓川温泉で入浴した。甲府を経由して中央道で帰途に着いた。途中、茅ヶ岳が綺麗に見えたが八ヶ岳は雲の中である。(おわり)



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