迷岳

槍のように尖ってそびえ立っていた峰

  
  

◆行程

平成26年5月4日(日) 迷岳(台高山脈)

P 7:10 → 7:57 稜線(主尾根) → 8:15 飯盛山 → 9:10 唐谷分岐 → 9:43 頂上10:19 → 11:24 林道出合 → 11:56 P


  

ゴールデンウイークに3連休をもらい、毎年恒例、実家に行くついでに山によっていく計画をした。台高山脈の端っこ、池木屋山と迷岳に照準を絞ったのは1週前のことだった。この時期、いわゆるヒルの出る前に…ということである。

で、どっちにするか? 結局、単純にアクセスの近い迷岳に決めた。ブログで見る遠景の写真で、前衛峰の尖り具合が目に留まったのも一因である。

  
迷岳
迷岳
  
迷岳
迷岳

松阪インターで降り、去年の年末に登った局岳の登山口を過ぎて国道を進み、香肌峡温泉スメールを目指す。

登山口近くの駐車場に着くと、何台かの車があるが登山者のものではなさそうだ。橋の横の登山口から歩き出す。川横の平たんな道はすぐに斜面を登り始め、しばらくは巻きながら上がるが、間もなく急登の連続となる。


  

40分ほどで主尾根に出て、ゆるく歩けば急登、を繰り返す。基本痩せ尾根であり、岩をよじ登る場面も出てくる。随所にトラロープが張ってあるが、信用できないし頼らないので、逆に体に引っかかって邪魔な存在である。

(整備している人ゴメンナサイ)

迷岳
迷岳
  

ピーク感のない809m峰に着く。

「あの、槍のように尖ってそびえ立っていた峰がこれか・・」と拍子抜けする。

いったん降りて前衛峰に向けて尾根道を歩く。このあたりは比較的歩きやすいルートになっている。たまに村の景色が見えるが、高度感がある。

シャクナゲやイワカガミの花を楽しみながら歩くと、はて? 前衛峰は? 飯盛山から1時間ほどで帰路に降りる道(唐谷)との分岐に着く。

迷岳
  
迷岳
迷岳
迷岳
  
迷岳

今度は、頂上に向けての登りになるが、ブナの明るい林に代わる。

何やら生き物が・・・シマヘビか? ビックリすることなく優雅に遠ざかっていく。

分岐から30分あまりで頂上に着く。明るくて気持ち良い頂上である。おにぎりを食べて南側を覗きに行く。




下山は分岐場所より唐谷へ下りていく。間伐の林であり、踏み跡がそこここにあって逆に道がわかりづらい。さまよいながら谷へ下りてゆくと、左手に沢があり登山道を見つける。

  
迷岳
迷岳

しばらくして渡渉し、谷をなぞるようにトラバースしながら下りてゆく。足場が細く結構危ない状況だ。

本流まで下りて渡渉すると、右岸を高巻に歩くようになる。そのうち沢は1枚の岩盤でできているかのように滑滝の連続になり、結構良い沢である。写真はイマイチ。

  

トラバース道が急に右上にガイドされると、林道の終点に出た。ここからは稜線を左に見上げながらの林道歩きである。

  
迷岳
迷岳
迷岳

  

ミニジェットコースターのレールが見えたら、ようやくホテルスメールの敷地内だが、急に複数のクマンバチに付きまとわれる。よく見ると周りに藤の花がたくさん咲いているのである。ストックを振り回しながら歩く。そうこうしていると、林道歩きは30分ほどで登山口に着いた。

スメールの露天風呂に浸かって、一路奈良を目指した。

迷岳

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