伊吹山

感心してる場合ではない

  
  

伊吹山 2014年1月23日(木)

伊吹山・・・僕にとって、車でしか登ったことのない山、2年前に雪崩の危険性が高く「登山禁止令」にて追い返された山・・・にやっと行けた。

米原市上野地区に入ると、すぐに駐車場の強引な呼び込みに遭う。500円、相場だがちょっと遠いかも・・・でも、初めてなので特に考えずに入る。ここは、追加料金無く着替える場所や靴の洗い場などの提供をしてくれる。帰りにコーヒーまでいただいて、結構正解だったと思う。ちなみに登山口近くにも500円駐車場があったが付属のサービスは不明。


◆ルート

駐車場7:36 → 7:39登山口 → 8:03一合目 → 9:00三合目 → 9:49六合目 → 10:25斜面取付 → 11:03展望台 → 11:18山頂11:49 → 12:36三合目 → 13:21登山口


  

坂を登り神社を右に迂回するとすぐに登山口が見つかる。

登山道は雪がほとんどなく朝の冷え込みで凍っているが、石が多く滑ることはない。

暗い樹林帯の広い登山道を登る。

伊吹山
伊吹山

  

1合目

登山口から30分ほどで着く。元スキー場の最下部で建物が多いがもちろん閉鎖している。自販機はある。ここからはゲレンデ跡の左側を登る。

3合目

立派なトイレがあるが閉鎖中、にぎやかな団体さんに挨拶して東屋で小休止する。ひさしのツララが風で曲がりくねっている。先行者がスノーシューを付けて出発するが、今日は基本アイゼンだと思いツボ足でトレースをたどる。

  
伊吹山伊吹山
伊吹山

  

4合目

3合目から比較的近いが雪が少し固くなり、10本爪アイゼンを付ける。

6合目

避難小屋がある。中には入らずに水分補給とウエアの調節着替えのみで出発する。 ここから角度が少し急になる。

伊吹山
  
伊吹山
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急登取付

このあたりから灌木が目立つ。

先行者は谷を登っているが、雪が浅そうな尾根にあえて向かうと、さっきの団体さんの声がする。女性2名がしゃべりながら自分のトレースをたどってくるではないか! 自分より年上そうな人たちなのに体力あるなぁ~ いやいや感心してる場合ではない。責任がかかってきた。完全に膝が付くような角度になり、ストックをピッケルに変えていると、「トレースありがとう」と言いながら抜かしてゆく。よく見ると一人は前爪アイゼンにピッケルだがもう一人は軽アイゼンにストック・・・危ないでしょ! って再先行してトレースを作ってあげる。取り付きあたりからガスが出てきて先の様子がわからないが、真上が長い山頂部の台地には間違いないと信じて頑張ると、割と簡単に山頂部に着いた。

  
伊吹山
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伊吹山
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昼食

今日は風がないといはえ、山頂部だけはさすがに強い風が吹く。日本武尊に会いに行ってから昼食場所を探していると、さっきの団体の女性が「お宮が開いているよ」と教えてくれる。お宮に向かい、賽銭を提供してお参りする。そこで団体さんと一緒に昼食タイムとした。魚やおでんのおすそ分けを遠慮なくいただいた。 m(_ _)m


  

下山

団体さんに挨拶し先行して下山開始する。

  

登ってきたところは確実に後ろ向き歩行となるため、正規?の谷筋を降りることにする。雪もやわらかくなっており、バッサバッサと下りれるだろうという思惑とは違った。歩くたびに固まった雪がゴロゴロと転がり、ドンドン登ってくる登山者に迷惑なのでルートを外す。

さらに雪がアイゼンに団子状態でまとわりつき歩きにくい。で、尻セードしても同じく雪の塊がゴロゴロ落ちてゆく割に、身体は思ったように落ちてゆかない。尻セードしたり、バッサバッサと歩いたりを繰り返しながら緩斜面まで下りた。

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雪は3合目まではまだしっかりとあったので、アイゼンは2合目あたりで外した。そこからは雪解けのドロドロ道を滑らないようにおりた。

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駐車場に到着して靴とスパッツを洗わせてもらい、コーヒーをいただく。

帰途では、薬草の湯が金土日のみの営業なんで、養老を経て南濃の水晶の湯まで足を延ばす。名古屋駅のビル群や御岳などを展望しながらの露天風呂は最高である。夜景の見える時間帯は、さぞかし込み合うだろう。

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