毘沙門岳(両白山地)
平成27年4月2日(木)
メンバー:ゆーき
駐車場 9:40 → 10:20 スキー場トップ → 10:45 鞍部 → 11:36 頂上 12:11 → 12:50 スキー場 → 13:11 駐車場
東海北陸道の白川郷ICで降り、白山スーパー林道へ向かい、トヨタ白川郷自然学校の手前を左折して600mほど進むと駐車余地がある。登山口はその手前にあるお墓のところである。
今年は忙しく、なかなか雪山に行けない。cirrusさんとの花房・雷倉と単独の御在所本谷くらいである。
これからは残雪の山を目指すが、なまった身体で行けるところは限られてくるので、手ごろな山は・・・と毘沙門岳を見つける。「この山なら・・・」と、春休み中のゆーきを誘って出かける。
白鳥高原スキー場の駐車場(平日無料)に車を駐車させてもらい、用意してスキー場の左側を歩きだす。スキー場と人工林の間の明るい自然林の中を歩く。
雪が意外と多く、ドロドロにならないのがうれしい! さらに沈み込みも少なく、ワカンの出番もなさそうである。
緩く気持ちよい自然林にはところどころにピンクテープがあり、ルートファインディングは不要である。
40分ほどでスキー場のトップに着く。ここは展望が良く、毘沙門の頂上や対面の大日と白山連峰、野伏連峰、さらに白鳥の街並みが綺麗に見える。。
しばし写真を撮りスタートすると、ボーダーの女性から「あの山へ登るの?いいなぁ~」と声をかけられる。最近は山に関心を持つ人が多いようだ。
ここからは尾根歩きで崩れかかった雪庇を気にしながら歩く。雪庇の先はほとんどがすでに落ちているが、尾根トップの左側にはクラックが入っているので、もしかしたらごそっと崩れるかもしれない。ブナの周りの雪が解けている部分を見ると2~3mほどの積雪がある。しかもここに来ると、さすがにバサバサと沈んでさすがにしんどくなる。
1,201mピークからは急降下である。雪なのでどこからでもとはいえ、クラックもあり足場が不安定なので気が抜けない。
念のためゆーきは軽アイゼンをつける。先行者のトレースを参考にさせてもらう。
軽いピークを越えると、あとは200m弱の頂上直下の急登である。あれだけ雪があったのに、最初の取付きには雪が少なく笹が出ているところが随所にあり、これが曲者である。『雪が笹の上に載っているだけぇ~』で足元が滑って安定しない。
難儀な急登が終わると、またまた雪が豊富な尾根となる。ここら辺から雲が出てきて展望が悪くなる。頂上は間近であるが、相変わらず左側は雪庇残りなので注意して歩く。
20分ほどで頂上らしきピークに着いた。印は何もないが、先に高いところがないので間違いはなさそうである。風は南東から吹いているので、反対の福井県側に降りて昼食とする。先行者が1名休憩している。曇ってきたので、ラーメン&おにぎりを食べて早々と退散する。とはいえ、白山(見えているのは別山?)は雲に隠れたが、野伏連峰や石徹白方面はまだ見える。
下りもやはり、あの雪が少ないところが核心であり難儀する。ここを通過すると、あとは1,201mピークの登りであるが、ここは問題なく一気に直登してしまう。無事スキー場トップに着き、さらに自然林を下り、約1時間で駐車場に戻った。
帰りは、お向かいの満天の湯に浸かり名古屋へ向かう。(おわり)