別山

本当はここからの別山がかっこいいのにぃ~

  
  

別山、三ノ峰、刈込池

  

平成27年6月7日 単独

上小池P 5:52 → 6:57 六本檜 → 8:24 避難小屋 8:34 → 8:41 三ノ峰 → 9:54 別山 → 10:55 三ノ峰 → 11:03 避難小屋 11:23 → 12:16 六本檜 → 12:49 登山口 12:55 → 13:06橋<時計回> → 13:23 刈込池 → 13:52 上小池P

  

先々週に続き天気は北が良いので、福井県の最高峰三ノ峰に行こうと思いコースを考える。そこまで行くと別山も・・・「そうだ、刈込池も行こう!」ということで大野からのルートを選択する。

刈込池は、以前仕事でお世話になった80歳を半ばのお爺さんが、登山家の息子さんに連れられ「階段を這いつくばって行ってきた。」というのを聞いて行きたかったところである。本当は紅葉時期がメインシーズンなのだが、人酔いするひねくれ人間は時期を外します。

  

アクセス 東海北陸道白鳥IC → 油坂峠道 → 国道158号 → 勝原から県道を打波川遡上 → 上小池P

  

駐車場に着くと、先客の車が何台も停まっている。ここんところ“ぼっち行” (誰もいない山の単独行)が続いたので、ちょっと違和感?(笑)

支度をして、登山届を出して出発するといきなり下りで変な感じである。すぐに林道に出て5分ほど歩くと登山口に着く。

整備された自然林の登山道を気持ちよく歩き、登山口から1時間ほどで最初の起点の六本檜に着く。しばらく檜や中高木の尾根道だが10分ほどで高い木がなくなり、山の全貌が・・・ああ↓雲の中だぁ~

別山
  
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別山

寒いくらいの気温は、運動の熱と相殺して丁度いいくらいだ。ガスの切れ目でちらっと見える上部はなかなか遠く、高く感じる。しかし剣ヶ岩のあたりからキンバイ系、ハクサンチドリ、ニガナ、チングルマ、コバイケイソウなどの花に癒される。まだお花畑には早いが、ポツポツと咲いている。もちろん、道はしっかりとして迷うことはない。

尾根道からトラバース道に変わってしばらくすると避難小屋のある平に到着する。避難小屋に入り、先行者と少しおしゃべりをしておにぎりをほおばる。


  

ガスの中を三ノ峰の頂上に向けて歩くと10分も経たずに頂上である。頂上は立札があるだけで何も見えないので、別山へ急ぐ。登山道が地図と少し違うようでしばし考えるが、分岐はないのでそのまま進む。地図では北に尾根を直下しているが、道は東方面に少し巻いている。

基本短い笹原の木がないところを歩くが、まだ少し雪が残り雪渓を渡る箇所があった。別山平あたりからハイマツも混ざる。

別山
  

ガスガスの中をひたすら歩き、別山平と思われる場所でも御手洗池すら見えず先を急ぐ。別山平からは樹林帯とガレ場を繰り返しながら登る。

頂上でもまったく展望なし。祠に挨拶して「白山は何処?」と叫びながら頂上を一周してすぐに下山する。

別山
  
別山
別山

  

途中、別山平では御手洗池を確認しておこうと東へ少しずれる。残雪かかぶって霧が立ち込める姿は幻想的?・・・「本当はここからの別山がかっこいいのにぃ~」と、またブーたれて帰途に着く。

三ノ峰への登り返しは、ここまで自分なりにハイペースできているのでなかなかキツイ! 追いついた男性と抜きつ抜かれつでたどり着く。

  
別山
別山
別山

  

三ノ峰を越えて避難小屋前で休憩しカップ麺を摂取する。あとは下るのみ!

膝も問題ないので軽快に飛ばす。花鑑賞をしながら、さらにガスが切れてよく見えるようになった願教寺山や正面に大長山、経ヶ岳などを見ながら下りる。

1時間ほどで六本檜に到着し一呼吸入れる。六本檜からの下りでも登ってくる人とすれ違うが、宿泊かな? 山越邸跡まで来ると間もなく登山口に到着する。

  
別山
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別山
別山

  

登山口の地図を見て、体力も少し残量があるようなので予定通り刈込池に行くことにする。

周回コースだが、登山口の標高を下げない時計回りの周回を決めて出発する。散策している人がパラパラといる。林道から堰堤前の橋を渡り、登山道に変わる。山菜取り禁止なのにあさっているモラルのない年配者が多い。

岩ゴロの谷を登りきると気持ちいいブナ林が出現し癒される。

  
別山
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別山
  

ほどなく池のほとりに着くが意外と小さいのに驚く。さらに上るとベンチがあり一息入れる。しかし、池を見るのにこんなに標高を上げるとは・・・

この後、あのお爺さんが這いつくばった階段を下ってその険しさに驚く。

降りきったところの橋に686段1.3キロと書いてあり、「これはもう周遊ではなく登山だ~」と叫んでしまった。


帰途、九頭竜温泉平成の湯に浸かって帰る。国道沿いの荒島岳の勝原登山口にはたくさんの車が停まっていた。(おわり)

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