山頂部は込み合うので、1等三角点にタッチして頂上山荘の方へ移動する。この途中が痩せ尾根のようになり、右側(東)が切れていて落ちると滑落停止姿勢でも遥かに落ちていきそうである。
頂上山荘前で昼食のおにぎりを食し、コーヒーを飲んで、景色を堪能して下山にかかる。
展望荘や地蔵峠に向けての下りは急であるが、雪が柔らかいので怖さはなく歩ける。
登ればキツい坂を降りる。しかし、ここもアイゼンがずれずに20分程で展望荘、やがて地蔵峠に着く。お地蔵さんが西をむいて鎮座している。
いよいよ地蔵尾根の下りであるが、2組のガイドツアーに追いつく。地蔵尾根を少し下ったところが赤岳のビューポイントである。
溶けていると思った登山道の氷は予想以上に残っており、早々とアイゼンを外した僕を容赦なくスリップさせる。
美濃戸へ着くと大勢の登山下山者で賑わっている。茅野市に住んでいる風鈴さんに電話したが忙しく、再会の持ち越しを約束する。
温泉は、混みそうな近場を避けて下伊那のコスモスの湯まで足を伸ばす。空いていて露天の展望もよくお気に入りである。
(おわり)
地蔵尾根の急坂を降りると樹林帯に入り、間もなく行者小屋に着く。
行者小屋でしばし休憩し、上がってきた南沢を美濃都へ向かう。
美濃戸へ着くと大勢の登山下山者で賑わっている。