山頂で一気に視界が開けた。しかし生まれながらの方向音痴のため、コンパス出すまでは直感で方角が分からない。え~と・・・一番開けているところが・・・御嶽か。しかし厚い雲に隠れて全く見えない。ん、ちょっと顔を出したかな? 確かに御嶽のようだ。しかしこれだけ雲が厚いと全景を望むのは無理だ。ちょっと寒いのでスープ飲んで暖まろう。
御前山山頂に到着。自分一人だけ静かな山だ。聞こえるのは鳥のさえずりだけ。この方向に御嶽が見えるはずなのだが・・・ま、そこまでは望むまい。
狭い山頂に三角点がひっそり。
反対側には上平ルートが続いている。
おにぎりとスープを腹の中に入れていると徐々に雲が動いてきた。それと同時にお日様も姿を現しぽかぽか陽気に。
そのまま待っていると雲が晴れて雄大な御嶽がその姿を現した。まるで自分が山頂に着くのを待っていたようにも思われる。しかしちょっと早く着きすぎちゃったのか、御嶽も顔を出す準備ができていなかったようだ。
そして左側に目を移すと乗鞍岳、更にはかろうじて北アルプスの槍~穂高も見えている。これはいいや。
御嶽がようやく顔を出した。諦めていただけに感激。
御嶽全貌。ここまで見ることができれば十分。
ちょっと木々と雲に遮られていたが、乗鞍もくっきり。
北アルプスも雲や手前の木々に一部遮られていたが、何とか穂高連峰、槍ヶ岳ときれいに見える。ジャンダルム手前の西穂は手前の雲で見えたり見えなかったり。
ちょっと雲が切れるまで待ってみよう。それにしても真っ白だ。
槍から穂高。木々の中で何とか撮影。
一際大きな岩には頂上観音が祀られている。これが岐阜城の鬼門除けの証なんだね。それにしてもお日様が顔を出すとポカポカ気持ちいい。空には絹層雲にお日様に向かう飛行機雲。あまり体が動かない、というか動こうとしなかったゴールデンウィークの最終日、来てよかったよ。
山頂観音。赤い祠だ。
空が高い。秋空のようだ。
空には一筋の飛行機雲。
雲に浮かぶ御嶽。今日は来てよかったな。
下山前に山頂の大岩から再度槍穂を眺めてみる。
もう一回。ちょっと色合いを調整。笠や黒部五郎も見えてるね。