芥見権現山

ロケハン其ノ壱(H23.11.26)

  
  

何とか芥見権現山の岩場を確認しに行ったのが丁度一ヶ月前。真夏に撤退したクリーンセンター側の岩場は何とか状況がわかった。しかし、岩場はここだけではない。ここら一帯は結構登り甲斐のあるコースが縦横無尽に走っているらしい。しかも普通に歩ける登山道からバリエーションルートまで様々だ。

実は前回レポの地図は迷った痕跡もとりあえずは記載しておいたが、実際はそれ以上に枝道を散策している。その散策の一つ、芥見権現山から桐谷坂へ向かう途中、見晴らしのよい岩の上に迷い込み、そこから薄い踏み跡を辿って奥へ奥へと進んだ訳だが、途中で身動きが取れなくなったり、行く手を阻まれたりして結局は先へ進むルートは見つからなかった。

後からよくよく調べてみると、芥見権現山の北部に大洞光輪公園という大規模墓地があり、ここから見晴らし岩に通じるルートがあるようだ。木村さんと行く前にここのルートを確認しておこうと思い、再度ロケハンに出かけることにした。す~さんに声掛けたらついて来るというので、例の岩場も一度体験してもらうことにしよう。


光輪公園入り口の管理事務所の横に駐車スペースがある。ここからちょっと畑を通るあぜ道をお邪魔して進むと、用水路に沿って山の中に道が延びている。最初の分岐はすぐだ。ここを真っ直ぐ行くと、芳野神社(長山城跡)に通じるルートにつながる。ここは左折。しかしまたまた分岐。ここは野生のカンを頼りに左へ。薄い踏み跡を辿りながらす~さんとともに先へ進んだのだが・・・

  • 芥見権現山写真

    大洞光輪公園の入り口の管理事務所に停めるスペースがある。す~さんは新車だ。

  • 芥見権現山写真

    どうやら今年は紅葉が遅いようだ。まだまだ真っ赤になるハズ。

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    土手に下りて畑の中の道をちょっとお邪魔して通らせてもらう。

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    用水に沿って道は山の中に延びている。この先は枝道が多い。

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    薄い踏み跡に沿って進む。周りは鬱蒼とした林の中。ちょっと登りになってきた。

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    広葉樹林から針葉樹林帯になってきた。ここはどこだろう?

  • 芥見権現山写真

    青空の中の御嶽と乗鞍岳。山頂は冠雪してるね。

  • 確かに先へ先へ踏み跡は続いている。ちょっと登りになってきたと思ったら、別のルートに合流した。う~ん、目的のルートとは別のところにきてしまったんだろうか? 戻っても仕方ないので、ここは道なりにどんどん登っていく。

    斜度も徐々に急になり、辺りも広葉樹から針葉樹林帯に変わってきた。息を切らしながらジグザグに登り、緩やかになった尾根をしばらく歩くと、またまた別のルートに合流した。あれ? この見覚えのある看板・・・どうやら桐谷坂から芥見権現山へのルートに出たようだ。どうやら目的地からかなり東側に出てしまったようだ。まあ、しょうがない。これはこれでよし。

    ここから見晴らし岩を目指して進む。途中、御嶽と乗鞍がくっきり。す~さん感激だ。


  • 芥見権現山写真

    岩に登ってはしゃぐす~さん。この岩を「す~さん岩」と名付けよう。

  • 芥見権現山を目指して進むが、途中で左に折れて見晴らし岩に向かう。問題はここだ。ここから光輪公園へつながるルートがあるとのこと。今日はこれを確かめるロケハンだ。

    見晴らし岩の先、薄く踏み跡が続いている。一ヶ月前の記憶を頼りに”らしき”箇所をいつものカンに頼りながら谷へ谷へと下りていくのだが・・・やはり前回同様、身動きが取れなくなってしまった。やはりこちらはどうにもならないようだ。

    再度谷を登る。す~さんは急斜面と雑木に囲まれ悪戦苦闘している。ここはもう一カ所気になる岩場を調べてみる。

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  • 芥見権現山写真

    今回はルートはわからなかったが、この成果が一週間後に役に立つとは。

  • 馬ノ背のような岩場を下っていくと尖った岩が現れた。さっきから休みなしで散策していたため、ここでザックを下ろして小休止。す~さんは岩の上に登ってはしゃいでいる。多分こんな山奥でこんな岩に登って立ったのはす~さんが初めてだろう、ということで、この岩を「す~さん岩」と命名。

    す~さん岩から更に先へ進もうとしたが、ちょっと危険なので自分一人で調査に乗り出す。2m強の岩の壁を下り、狭い岩の上に立つ。ここから下りていくルートを確認したのだが、いずれもちょっと無理のようだ。今回はここであきらめ。引き返すことにしたが、今度は下りた岩を登らなければならない。ヤバいことに手や足を掛けるところもない(どうやって下りたんだろ?)。悪戦苦闘の末、何とか元に戻ることができた。

    す~さんとともに見晴らし岩まで戻る。危ない箇所もあったが、何とか無事に戻った。結論としては、ここは今回確認しようとしたルートではなかったということ。また後日確認することにしよう。

    さて、ここからはす~さんが楽しみにしているクリーンセンター側の岩場へ行くために、まずは芥見権現山へ。


芥見権現山で小休止後、岩場を目指す。ちょっと降り場で迷ったけど、前回のロケハンの記憶を辿り、何とかコースに入る。先ほど岩塊に立ったす~さんではあるが、またまた尖った岩を見つけるとすぐに登り始めた。高所は大丈夫らしい。

岩場の下りは一転して悪戦苦闘(いつものパターンだが)。しかし一年前初めて一緒に鈴鹿の鎌ヶ岳登ったとき、山頂から恐る恐る下ったことを思えば結構上達してるね。

自分の不甲斐なさにブツブツ文句を言いながら岩場を下り、途中でもう一方の岩場へトラバース。ここからはパワー任せの得意の登り。結構きつかったが何とか稜線まで戻った。

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    す~さん尖った岩発見。

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    すぐに登ってはいポーズ!

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    苦手の下り。腰引けてるぞ。

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    振り返ってみる。「何てことない岩なのになぁ・・・」と文句をたれる。

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    次の岩場へトラバース。

  • 芥見権現山写真

    今日はいい天気だ。今日からす~さんも岩ガール。


  • 芥見権現山写真

    芥見権現山にあるルートマップ。かなり詳細で役に立つが、距離は信用しない方がいい。

  • 芥見権現山写真

    桐谷坂へ向かう途中、この看板を目印に光輪公園へ向かう。今日はこれでオシマイ。

  • 再度芥見権山へ戻る。ここからは無理せず、見晴らし岩東の沢を下るコースで帰る。途中足下に大量の柿の実が落ちていたが、どうやらここでも自生しているようだ。

    何事もなく無事光輪公園に到着。自称岩ガールのす~さんも満足だったようだ。それに加え、私がどのようにロケハンをしてるのかわかったようだが、本質はこんなもんじゃなかった・・・(つづく)


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