御嶽

四度御嶽へ

  
  

番外編です。

2008年、今年も意気込んで頑張るハズが、悪天候あり、スケジュール合わなかったり、挙げ句の果てには腰痛となる始末。なかなか山登りに行けない・・・。何と前回はゴールデンウィーク明けの5月に登ったきり、何処へも行かず。これでは久々の登山にバテるのは目に見えてるな・・・。

てな訳で、今回は都合の悪い木村さんはお休み。cirrus独り旅と題して、御嶽へ行ってきました。御嶽なら3度も行った訳だし、木村さんも許してくれるだろう。土曜日行くつもりだったけど、気まぐれで日曜日に変更。土曜日の方が人が少なくていいんだけどね。まあ、今回は三連休の中日なので、月曜日ゆっくり休めばいいか。

深夜2時に起きる予定で前日21時に床につく。こういった場合は必ず寝付くことができなく、中途半端な睡眠で出かけるのがこれまでのケースなんだけど、ここのところのハードワークのせいか、一発で熟睡。起きてみるとすでに2時半! まぁ、今回は独りなので慌てず急がず。

2時45分頃家を出て国道41号をひたすら北上。小坂から濁河温泉の登山口を目指すが、相変わらずこの山道はきついね。これだけで疲れてしまいそう。グネグネ道を延々と進み、周りがちょっと明るくなってきたところで濁河温泉に到着。着いてびっくり。やはり三連休ということで駐車場はかなり埋まっている! とりあえず隅に止めて登る準備。今回はサポートタイツも試してみる。さて、四ヶ月ぶりの登山。目的地まで辿り着けるか? 木村さんがいないのがちょっと心細い。

登山口から薄暗い森の中を進むが、仙人滝付近でここのところの豪雨のためか、いきなり崖崩れ! この先ちょっと不安。いつもは飛騨頂上まで二時間半くらいで行くんだけど、今回は時間は気にせず、マイペースよりちょっとゆっくり気味でいこう。

  • お馴染みの登山口。登山届を書いて出発する。

  • 天気は予報通り、朝は曇りか雨。幸い、雨の降る気配はないようだ。

  • のぞき岩に到着。既に周りは明るくなってきた。


久々とはいえ、息が切れて苦しくなってきた。あれ? こんな苦しいルートだったっけ? のぞき岩からも所々に石や木の階段があり、足を持ち上げるのがしんどくなってきた。

そこそこ進むにつれ体が思い出してきたのか、ちょっとはペースが上がってきた。しかし今日は単独行なので無理せずに。と思っているうちにお助け水に到着。「今日は白山見えないですかね?」とおばちゃんに声かけると、「そうね。でも晴れ上がってきてるからみえるかもよ。」

もしかしたらと思い、お先に森林限界を目指してひたすら進む。森林限界からはいつもの絶景。雲上人になる。生憎白山やアルプスは見えず。乗鞍がちょっと顔を出した程度。

この小坂からのルートは大滝側からよりも登山者が少なく、雰囲気がよろしい。途端に上から団体さんが下りてきた。どうやらご老人の団体のようだ。先頭のガイドらしき若者が止まって、「はい、登りです。横に寄ってください。」と後ろを振り返って叫んだが、お年寄りの方々はどんどん列をなして下りてくる。仕方ないので待っていようと思ったら、ガイドの若者が「登山は上り優先です!横に寄って!」と半分怒ったように叫んだ。さすがに全員横に寄り、「どうぞ、先に行ってください。」と言われたので、先に行かせてもらう。

ジグザグを経て五ノ池小屋までの長ーい登り。相変わらずここが一番キツイ。フラフラになりながらも第一目標である飛騨頂上に到着。あ!前回登った時には無かった新しい標識が立ってる!

  • お助け水に到着。引き返そうかと思った。

  • 四ヶ月のブランクはやはり長かった。

  • フラフラになりながらも飛騨頂上に到着。新しい標識が立っていた。標高2,811m。


いやいや、さすがに疲れたが、飛騨頂上、五ノ池小屋周辺は静かでよろしい。しばらく休んでいると大きな騒ぎ声が聞こえてきた。どうも学生の団体らしく、静かな山が台無し。五月蠅いので向こうへ行こう。

  • 4度目の飛騨頂上。まだ朝早いせいか、風が冷たい。

  • いつもの如く雲上の世界。あいにく白山は見えず。

  • 静かな三ノ池。今日はあそこまで下りてみようか。

  • ガスも少なく、彼方に剣ヶ峰が見える。

  • これから登る摩利支天。山頂は・・・見えないか?

  • 飛騨頂上の祠。五月蠅い学生軍団が大挙して押し寄せたため、急いで摩利支天に向かう。


ちょっと風が冷たいが、インナーは長袖着てきたので問題なし。深夜二時半にパンを腹の中に入れて以来、何も食べていないので、ここでコンビニで買った菓子パンを腹に詰める。美味い!

改めて辺りを見回してみる。飛騨頂上の祠から左へ、摩利支天、剣ヶ峰、三ノ池、四の池、継子岳・・・。今日の予定は摩利支天から継子岳を巡る周回。青空がキレイ。


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