どうも年末の雪が相当お気に入りだったのか、す~さんから「今度の日曜日舟伏山!」との連絡をもらった。日曜日で木村さんは×だし、バイクで出かけるにも寒すぎるので、じゃあ登ってみるかということで同行させてもらうことにした。舟伏山はこれまで2回登ったことがあるが、いずれも雪にお目に掛かっている。今回も鎗ガ先があれだけ雪があったことを考えるとちょっとは積もっているだろうか。いろいろ調べてみると蕪山はかなり積雪がある模様。ラッセルは疲れるし、何より寒いのは苦手なので、舟伏山なら雪もそこそこで大丈夫だろう。しかし甘い考えは毎度のことながら裏切られることとなるのであった。
あいの森駐車場手前でギブアップ。無理してスタックしたらどうにもならない。
す~さんが車を出してくれるので、今回もお言葉に甘える。あいの森へ通じる林道入り口にはすでに数台の車が停まっていた。この先林道には雪が積もっているだろうか。一応四駆なので行けるところまで行くこととするが、あいの森駐車場手前でバンパー下部が擦るほどの積雪となったため、やむなく路肩に駐車する。天気は曇り。もうちょっと晴れてくれないだろうかな。
とりあえず登る準備してあいの森駐車場の登山口まで歩く。しかし歩く距離はほんのわずか。本当に駐車場手前まで来ていた。さすがにここまで入ってくる車はいない。さてと、雪に負けずに登るとしますか。
あいの森駐車場まで歩くが、さほど距離はない。
登山口で最後のチェック。す~さん雪に興奮気味。
そこそこの雪だ。これくらいならラッセルすることもないか・・・。
登山口では少なかった雪も次第に靴が埋もれるくらいになってきた。こりゃ鎗ガ先と同じだよ・・・。とはいってもまだまだ桜峠までは斜度もさほどきつくはなく、一歩一歩ツボ足を作りながら登っていく。ちょっと小雪が混じってきただろうか、桜峠の手前で林道入り口からのパーティーが登ってきた。先に行ってもらおうと峠で一休憩するが、相手も休憩に入ったため、ここは先へ行かせてもらう。それにしても雪はどんどん深くなるし、ここから上りもきつくなってくるはずだ。
早々に靴ひもとスパッツのチェック。ぬかりない。
林業の村だけあって、ここら辺も針葉樹の植林帯だ。
桜峠に到着。看板が雪で埋もれそう。
桜峠の桜の木。雪の塊を携えながら花咲く春を待つ。
登山道を示す看板なのだが、ほとんどが雪の中。
す~さんが先に行くと言い出した。ちょっと楽させてもらおう。
所々でルートを見失う。ルートファインディングの練習だ。
前回の鎗ガ先もそうだったけど、雪道で先行者は結構疲れる。「先行ってみる?」す~さん待ってましたと言わんばかりに突撃体制。私は初めて先行者のトレースを歩くのだが、これがまた楽チン。ツボ足に足をはめていけばいいもんね。
一歩を踏み出し雪を踏みつけるパワーが必要なのはもちろんだが、雪山はルートを見落としやすい。テープやリボンが巻かれていればいいのだが、辺りに何も無いときはルートを見極めないと大変なことになる。す~さんもルートファインディングの練習を兼ねて進むが、見極められないとどうなるかこの後体験することになった。
周りの山も真っ白。
これだけの雪を踏みしめ進むのにも意外にパワーがいる。
雪のルートを見極めるのは難しい。