芥見権現山

ロケハン其ノ弐(H23.12.4)

  
  

す~さんとのロケハンから一週間後。まだまだこの山には知らないルートが数多くあるようだ。12月に入り、今年中には木村さんをこの山に連れて行こうと思っているのだが、できるだけ登り甲斐のあるコースを選定したい。

前回の光輪公園からのルートはそもそも初期の段階で調査すべきところからミスコースしていたようだ。しかし帰路です~さんとかなり詳細について確認してきたので、今回はそれを踏まえて調査してみた。


前回同様、光輪公園を出発。用水路に沿って最初の分岐を左。何と辺り一面真っ赤だ。足元を見るとまるで赤い落ち葉の絨毯のよう。なんだ、紅葉楽しむのならここで十分だ。何も観光地までわざわざ行く必要ないな。

次の分岐は右へ(前回は左へ進んだ)。更に次の分岐を右へ進む。用水路を左に見ながら先へ進むと砂防ダムが現れた。ここからは森の中へ踏み跡が続いている。どうやら目的のルートはここのようだ。

  • 芥見権現山写真

    辺り一面真っ赤だ。今年は紅葉は遅いとのこと。

  • 芥見権現山写真

    足下は紅葉の絨毯。

  • 芥見権現山写真

    わざわざ混雑する香○渓なんかへ行く必要はないね。紅葉独り占め。

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    最後の分岐は右へ。左は前回す~さんと下山した林道。

  • 芥見権現山写真

    用水を左手に進む。どんどん紅葉がキレイになっていくぞ。

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    砂防ダムから振り返る。写真右下、用水に掛かっている梯子を渡ると、並行する林道の終点手前に出る。


  • 芥見権現山写真

    砂防ダムから進むと赤テープを発見。ここで左手の沢を渡る。

  • さてと、紅葉を楽しむのもここまで。朝露で濡れた草を踏みしめながら先へ進む。途中で赤テープを見つけた。注意しないと見過ごしてしまうのだが、なぜか野生の勘が働く。赤テープの下には小さな沢があり、対岸には確かに薄い踏み跡が続いている。沢を渡って登っていくと、確かにルートらしきものが先へと続いている。

    だんだんと斜面も急になってきた。この先、どこへ出るのだろうと思っていたら、またまた怪しい分岐に出くわした。ここは怪しい方へと左へ。足下の悪い急斜面をちょっと登ると、洞窟の中に祀られている仏像を見つけた。

  • 芥見権現山写真

    洞窟の中に祀られている仏像。由来はわからない。

  • 仏像に手を合わせ、旅の安全を祈る。さて、ここからどういこうか・・・。仏像に向かって右手はチムニー状の岩の壁がそそり立っている。ダメ元でちょっと登ってみたが、ホントにダメだった。悪戦苦闘しながら何とか下りた後、逆方面を覗いてみる。どうやら洞窟の岩を巻く形で登れそうだ。

    岩が脆いのに気をつけながら慎重に登る。途中猫の額ほどのスペースがあったが、ここから先へ進む手だてがないことに気付いた。頭上の岩を登るのは無理。よくよく観察してみると、張り出している低木を強引に跨いでトラバースしていけば何とか行けるかもしれない。ここでいつも胸にぶら下げているカメラが邪魔になるのでザックにしまう。しかし・・・本当に大丈夫か?

  • 芥見権現山写真

    頭上を見上げるが、ここを登るのはちょっと無理だ・・・。

  • とにかく落ちないように落ちないように・・・慎重に登っていく。どうやら登り切ったようだ。岩の上に立つと、あれ? どこかで見た光景。ここは・・・一週間前に撤退した岩の上だった。改めて登ってきたところを覗いて見ると、いや~下るのは無理だよ・・・。

    このまま見晴らし岩まで登る。その途中で怪しい踏み跡を見つけた。どうやら下っているようだ。このまま下っていくと、何と仏像への分岐路に戻ってしまった。再度このルートを登ってみる。先週から確かめようとしていたのはここだった。

    文章では実際に伝わらないと思うので、地図にしてみた。しかし仏像から左へ巻いて登るルートは封印。絶対行かないでね。落ちても知らないよ。


目的を達成し、見晴らし岩から芥見権現山頂上へ行く。頂上を過ぎると右手に下るルートがある。帰りはここから光輪公園へ戻ることにしよう。途中ちょっとした岩場があるが、注意すればさほど危険な箇所はない。次第に落ち葉が敷き詰められた広葉樹林の中を軽快に下る。下りてきたところはいつもの用水路。往きと同様、辺りは紅葉で真っ赤だ。

  • 芥見権現山写真

    山頂から西の尾根を下りていく。

  • 芥見権現山写真

    軽いアップダウン。ピークには朽ち果てた広葉樹が一本立っている。

  • 芥見権現山写真

    あちらの尾根が見晴らし岩。となると、その下に続くのが仏像のあった岩で、そこを登ってきたのか?

  • 芥見権現山写真

    広葉樹に覆われた雰囲気のいい下りだ。

  • 芥見権現山写真

    辿り着いたところは紅葉の中。

  • 芥見権現山写真

    木村さんと登るときも何とか色づいていてほしいものだ。

  • 芥見権現山写真

    さてと・・・忘れないうちに地図作らなきゃ。

  • 紅葉の中を進むと左手に三本の丸太で作った橋が用水路に架かっている。これを渡らなくても今は水がないので用水路に下りてまた上ればいい。ちょっと歩くと出発地点。やれやれ、思った以上に疲れたけど、何とかこの山のルートがどうなっているのか少しずつわかってきた。地図をつくっておいたけど、あくまでも自己責任でね。

    [芥見権現山周辺地図はこちらから(pdfファイル;約220kB)]
    ※今後更新していきます。


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