今年の夏はかなりの猛暑のようで、9月に入ってもまだまだ暑い。月初めに槍ヶ岳に登り、今シーズンはもうあまり激しい登山はできないだろうと思ってはいたものの、丁度槍の疲れも抜けてきた頃、あまりダラダラしていてもいけないと思い、久々に中山道沿いの信州の山、糸瀬山(いとせやま)に登ってきました。この山、地図で東に辿っていくと中央アルプスにつながっています。よくよく調べてみると、空木岳の前衛峰とも言われているそうな。前衛峰といえば、穂高のジャンダルム! そうか、糸瀬山は空木岳のジャンダルムだ! と勝手に解釈し、中山道を下っていったのであります。
場所はJR中央本線の須原駅。ここからも登っていけるそうだが、ここはあとちょっぴり国道を北上し、林道松渕沢線を登山口近くまで上っていく、しょうぶ平の標識手前にちょっとした広場があるので、ここに駐車。準備をして5分ほど林道を歩くと糸瀬山登山口に到達。登山届けを書いて、いざジャンダルム(?)へ!
ショウブ平手前の広場に車を停める。朝早いせいか、誰もいない。
ショウブ平の看板。ここより先の林道は舗装が切れるので、車は入らない方がよい。
登山届けを書く。下りてきたときに感想や意見を書く欄もある。
ここが糸瀬山登山口。鬱蒼とした樹林帯が見える。
この時点で海抜870m。頂上まで3時間が目安。
いきなり植林にテープが巻かれてある。
登山道至る所にこのような独特の鉄板標識がある。
地元の有志だろうか、道に迷うことなく、ありがたい。
イチョウ谷に着く。この先変わった地名が次々に出てくる。
登山口の先にはヒノキの植林帯が続く。最初は植林帯の中を登っていくが、すぐに尾根に出る。右手に山々が見渡せるが、木々に囲まれた狭い登山道はあまり周囲の景色は望めない。あまりアップダウンの無い中、快適な山登り。各所に設置された鉄板の看板が目印となっているが、この看板、書かれている字の周りに沿って穴が開けられている。だから「糸瀬山」の「瀬」が「セ」になっているのかもしれない。