木村さんの【俺山】　登山記録2005年霊仙山について

霊仙山は鈴鹿の山の中でも非常にポピュラーな山で、JR醒ケ井の駅から登山口までウォーミングアップを兼ねて登る人も多いようです。醒ケ井からの登山口は二箇所あり、丹生川から谷山谷沿いに登るルートと、醒ケ井養鱒場奥から登るルートがあります。今回は養鱒場からのルートです。

養鱒場駐車場から未舗装の林道に入り、しばらく進むと駐車場があるのでここに車を停めます。登山口には休憩所があり、沢のような登山道に沿って進むと榑ガ畑の廃虚が現れます。休憩小屋の「かなや」から登りだすことになりますが、まもなく汗ふき峠に着きます。

ここからは案内板に沿って登っていき、見晴らし台となっている五合目で一旦休憩です。

五合目を過ぎると道幅も狭くなり、石灰岩がゴロゴロした急登になります。岩に捕まりながら慎重に進むとお猿岩に出ます。ここからは背の高い木もなく、見渡しは抜群で、眼下には琵琶湖、米原の町が見渡せます。ここから10分ほどのところに琵琶湖の形をしたお虎ガ池があります。

お虎ガ池からなだらかな斜面を進むと北霊仙山に着きます。ここからは別の登山道からの避難小屋や伊吹山、霊仙山が見えます。霊仙山山頂に向かいあと一頑張り急斜面を登ると右へ霊仙山、左へ最高点への分岐にさしかかります。ここから山頂まではすぐです。山頂からは伊吹山、琵琶湖、鈴鹿の山々が見渡せます。

人気の山だけあって、登山者は非常に多いです。特に五合目からお猿岩までは道幅も狭く、石灰岩がむき出しとなった急登で、すれ違いには注意が必要です。別ルートは崩落箇所もあるそうです。

辺りには獣の糞が多く、熊の出没の情報もあります。