蕎麦粒山

名称・データ
蕎麦粒山地図
■蕎麦粒山(そむぎやま)
2004年11月6日
■今回の行程
3時間 ※登山口~蕎麦粒山山頂(休憩時間含む)

・西俣出合 6:50 →大谷林道終点→登山口 8:20 →小ピークの肩 10:15 →蕎麦粒山 (昼食)11:20 →小ピークの肩 12:45 →登山口14:05 →西俣出合 15:15

■標高
1,297m(蕎麦粒山)
ルート詳細
西俣出合~大谷林道終点~登山口

坂内村「遊らんど坂内スキー場」から奥へ進むと小広場があり行き止まりになります。ここが西俣出合。車を停めて登山口へ向けて出発します。いきなり道がなくなっていますが、右手にフィックスロープがあり、林道をショートカットします。急斜面を登りきると林道本線に出ます。この先林道をひたすら歩きますが、路肩が崩落している箇所があるので慎重に、所によっては壁に設置された補助ロープにつかまりながら進みます。草が張りだした中を1時間強歩きますが、この時点で疲れてしまいます。林道終点は広場になっていますが、草が茂っており広場という感じがしません。更に道なりに奥へ進み、沢を渡ると蕎麦粒山登山口の目印である、赤いテープ(色褪せてますが)が巻いてある木があります。ここから蕎麦粒山登山の始まりです。

登山口~小ピークの肩

登山口からいきなりの急登です。更にフィックスロープが現れ、シャクナゲの木の中を頑張って登ります。しかし登山道を進むというよりは木の根につかまりながらよじ登っていきます。木の根っこがおさまると今度は張りだした枝をかき分けながらどんどん登ります。体力に自信のない方は休みながら、場合によっては無理をせず引き返しましょう。高度が一気に上がった所で小ピークの肩に出ます。路肩に大きな石があるだけですが、ここで一休み。

小ピークの肩~蕎麦粒山

小ピークの肩からは一旦下りますが、しばらく進むと頂上を目指した急登になります。更に背丈以上のササも張りだしてきますので、かきわけながら進みます。夏場は暑さから体力もどんどん奪われていきます。ササに囲まれているので辺りは全く見えません(というよりも景色どころではありません)が、山頂に近づくにつれ徐々に視界も開けてきます。頂上は広くはありませんが、360度の眺めは奥深い山を感じさせるとともに、厳しい登山でようやく山頂に立ったという満足感に浸ってください。

注意点

坂内村の道の駅に、蕎麦粒山には安易に踏み込まないようにと記した資料が置いてあるほどハードな山です。登山口に辿り着くまで片道1時間かかりますので朝早く出発することをお勧めします。林道は崩落箇所が多いので細心の注意が必要です。いきなりの急斜面、フィックスロープ、木の根、張りだした灌木、ササ漕ぎと低山とはいえ全く気が抜けません。初心者単独での入山は避けたほうがいいようです。無理だと思ったらすぐ引き返すくらいの余裕を持ちましょう。また夏場の奥美濃の山は山ヒルにも注意です。

  
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