袖山~八嶽山

袖山~八嶽山

  
  

登山日 2011年8月14日(日)

<タイム>

自宅を6:35出発

登山口 9:30頃着 → 出発 10:00 → 11:57 袖山 → 12:35 伐採地(昼休憩) 12:50 → 13:18 八嶽山 13:30 → 14:21 袖山 → 15:36 登山口

「地味な里山に苦労して登ったなあ!」というのが感想。このコースは某ブログを参考にして決めた。

ダラダラとして出発が遅くなってしまったが、カーブ続きの道をひたすら走り登山口の小さな看板を見つける。のぞき込むと滝があり、その横にピンクの印がついているが、なんだかかなり険しそうな道である。

登りはじめると、やはり急なのである。これは降りるのが大変だぞ~って思いながら登ると、すでにピンクのしるしはなくなり踏み跡が消えている。尾根をキープすれば稜線に出ることは判っているが不安である。笹を漕ぎながら登っていくとブルーの印を見つける。踏み跡があっても獣道レベルで鹿の糞らしきがたくさんある。藪漕ぎに加え、帰り道が判りやすいように笹を倒しながら進むのでかなりの時間を要して稜線が見える位置まで来た。杉が所々伐採されているが、登ってきた支尾根への下りだしポイントが判りにくいので印をつけたりしながら登る。稜線といえども暗くてジメジメしているのでなかなかテンションが上がらない。袖山で切り上げて、日本ヶ塚山にでも行こうと思ったくらいである。

そうこうして間もなく袖山かというと、ピークがいくつかあり看板を見つけられずに判らないまま通過した。(読図能力が無いということだが…)いずれにせよ展望もないので気にせず次の目標の八嶽山に向かうことにする。鞍部へのくだりは結構急であり滑りやすい。かなり高度が下がったと思うころに左手に開けたスペースを見つける。ブログでみた「伐採地」のようである。伐採地というより材木を運び出すターミナルというのが適当かもしれない。実際、林道らしきがつながっている。ここで12時も回っているのに気づき休憩とする。汗はウエアが搾れるほどボトボトで、今までジメジメモードだったので服を乾かし日光浴をしながらおにぎりをほおばった。

  • ここからは八嶽山への登り返しであるが、袖山のほうが標高が高いため急登も少なく、また何といってもジメジメ感もなくなり気持ちよい登山道に変わる。この稜線は東西に走っており、北が長野県で南が愛知県の県境尾根である。

    袖山辺りでは長野県側は自然林で愛知県側は人工林であったが、八嶽山への道では基本どちらも自然林である。風が出始め涼しく気持ちよく歩けた。すぐに展望地に着き、日本ヶ塚山が見えるが他はほとんど同定できない(トホホ)。

程なく着いた頂上には3等三角点があり、私設標識がかかっている程度で展望はなし。で、手前に立派な展望台が設置されている。そこからは南方面のみに佐久間湖や日本ヶ塚山が望めるが、遠くのほうは霞んでいる。でも今日はこの展望で満足である。

ちなみにずっとスズメバチのチェックにあっており、ここでも座ったとたんにやってきてそのタイミングに腹が立つ。ポイズンリムーバーは持っているがやはり恐怖である。道中、羽で手をたたかれるし頭突きを食らわされるし気が休まらなかった。

時間も押しており、展望もほどほどに下山を開始する。鞍部である東又峠までは快調に飛ばすが、袖山山群までの登りは急登が続きスピードダウン。袖山までは途中数少ない標識に書いてあった45分を切って到着した。そうなんです、袖山の立派な標識は藪の中に隠れていたのです。ちなみにここでは「袖山岳」と言うそうです。

袖山を下ると、本日の核心部?の再登場である。と、その前にそこに到着するための自分のつけた印が見当たらない、意味がない!とぶつぶついいながら、地図とにらめっこして方角から支尾根を何とか見出し藪漕ぎに突入すると、見覚えのある…多分鹿の休憩所に出て正解を確信する。しかし、ここからも自分のつけた印やルートがわからない…情けない!ここは尾根の高いところを中心に下りれば着ける確信があったので、新たにルートを開拓する。しかし、角度が急なので滑る滑る~で木や笹を掴みながら慎重に下る。脚がかりの石も柔らかい地盤のため動くので危ない。一応は思惑どおり登山口に無事到着した。

お盆にアクセスの悪い地味な里山に登る物好きは、私1人であった。(おわり)


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