金剛山~葛城山

金剛山~葛城山

  
  

登山日 2011年5月3日(火)

国道沿P 8:15 → 9:45 葛木神社(金剛山最高点) → 11:05 水越峠 水越峠 11:05 → 休憩 11:28 → 11:55 椿群生地 → 12:05 葛城山頂上 12:48  → 13:18 水越峠 → 13:32 P

GWは残雪の山に行きたかったが計画できなかったため、実家のある奈良に行く際、寄りやすい山として金剛山と葛城山を選ぶ。

  • スタート(駐車)地点から金剛山を登り、そのまま水越峠(2山の鞍部)を経由して葛城山へ縦走、またスタート地点に戻るT字ピストンを計画する。

    金剛山地は、「ダイヤモンドトレール」という名で縦走トレランを推奨されているようだ。体調と時間に余裕があれば葛城山から二上山まで縦走することも想定していた。

    5時過ぎに東郷を出発し、7時半に水越峠越えの国道309号線に入りさらに旧道の309号線に入る。水越峠はYOUTUBEで駐車場がないことを想定済みなので、途中の祈りの滝の少し上のヘアピンカーブの路側帯に駐車し、破れた金網をくぐって林道よりスタートする。廃道のようで、国地院の地図にはちゃんと記載されているもののいきなりの藪漕ぎとなる。

  • 百メートルほどの高低差で立派な林道に合流する。ただ、途中に崩落現場があり足場が悪い中、1歩1歩確かめながら滑らないように渡る。ふりかえると危険箇所は後にも先にもここだけであった

    林道は途中より舗装され、金剛の水を過ぎてから登山口がある。さすがに人気の山で急登ながら階段が整備され歩きやすい。奈良盆地が見渡せる場所に来たが、黄砂霞でぼんやりしか見えない。そこからは比較的緩斜面でなかなか高度が上がらない。そろそろ頂上近くというところで再度急登の階段で葛城山が見える。

    急登を登りきり、杉林の中を少し行くと参道となり、山頂の葛木神社の着きお参りをする。三角点は離れたピークにあるため割愛してしまう。

天気のせいかロープウェイで登ってくる客も登山者も思ったより少ない。周囲をぷらっとして、休憩なしで次の目標の葛城山に向かうべく登ってきた道を下る。自分が少し早かったのか、その頃にはどんどん登ってくる。

  • 林道に出て登ってきた廃林道の合流点をやり過ごしてまっすぐ水越峠に向かうが、葛城山が高く下るのがもったいない。水越峠に着くと東屋やゲートがある。国道沿いには端がわからないほどの列で路上駐車してあるが、気を使って下に停めたことがばかばかしい(下調べがおろそかなだけか?)

    峠からはいきなりの急登であり、すぐに石畳の道に出るが滑りやすい。沢を水路に改造してあるのを右に見ながらさらに本日一番の急登を登るが2座目はさすがに辛い。後から子供の声がして抜かれないようにと頑張るが(大人気ない!)、時間も11時を回り栄養切れで短時間休憩とする。間もなく小学生の兄弟らしき2人が通過する。

この辺りからトレラン風がドンドン下りてくる。さらに急登すると緩やかになり山頂部に近づくとツツジの群生(人工だろう)のつぼみが固い。それなのに、ロープウェイの観光客が多い。登山の格好をしながら汗をかいているのが恥ずかしくなるくらいである。いわゆる御在所状態である。

金剛山は手をとるように見えるが、大阪平野や奈良盆地は相変わらず霞んでいる。高原状の頂上の碑は立派で記念撮影もしているが、手前にある2等三角点をチェックする人はほとんどいない。

  • 頂上では休憩しながら次の予定を検討する。二上山まで縦走し、当麻寺に下りてタクシーで車まで戻ることを考えるが、珍しく靴擦れを起こしていることで自信もなくなり、下山を決める。下山はいつものストックを使って(頼って)の急降下である。今回は膝の調子も悪くなく痛みが出ない。

    水越峠からは駐車地への国道歩行となる。路駐も少なくなっているがかなり下まで止まっている。

    国道脇にはテレビや冷蔵庫など粗大ごみがたくさん捨てられているのを見て悲しくなる。こんなことをする輩が震災の犠牲者の代わりになればよいのに…と、つい乱暴な考えをおこしてしまう。

国道から金剛山地に平行している道で実家に向けて北上し奈良盆地を見るが、相変わらずの黄砂霞で天香久山らしきがぼけてわからない。 (終わり)


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