平山明神山

俺らのエリアに入るな!!

  
  
  • 平山明神写真
  • 平成23年11月3日(木)、曇、単独、累積標高差:推定950m

    【コースタイム】

    駐車場 9:30 → 登山口 → 10:07 岩古谷山 → 10:27 堤石峠 → 11:26 尾根分岐 → 11:45 明神山 12:18 → 13:02 大鈴山 → 13:24 鹿島山 → 13:48 駐車場

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  • 10月より膝痛の慢性化に伴い、控えめの山行にシフトしていた。中旬に行ったモーニング登山で母袋烏帽子を終えた午後に、ソフトバレーのチーム練習でグネりが入り左膝の内側に違和感が残るようになってしまった。整形受診では著変なしの診断でホッとしたもののやはり気になる。で、リハビリ登山と銘打って兀岳、寺田小屋山、御在所と比較的短時間で登れる山行に参加してきた。今回も里山を選定しようと、去年、甘くみて結果的に時間切れ敗退した平山明神を選定した。岩古谷山から平山明神への縦走を成就することが主な目的だ。ちょっとグレードアップである。

    7時過ぎに家を出て、三好丘を抜けて保見に入ったとたん渋滞である。今日は祭日とはいえトヨタは出勤なんだぁ~仕方なく並び、さらに時期的には早いが、紅葉で香嵐渓も渋滞があるかもと国道153を通らず矢作川に沿って遡上する。国道257→473とアクセスし、9時過ぎに到着。駐車場には先客1台、すぐに1台やってきて3台となる。あっ!?カメラ忘れたっ!トホホ・・・写真はケータイのお粗末のものでスミマセンm(_ _)m 

    あとの1台が仕度をし始めると、なにやら山が騒がしくなった。登山道の入口あたりで猿の軍団が我々を威嚇しているのである。まさしく「俺らのエリアに入るな!!」って感じである。

気にせず・・・でも気になって熊鈴ならぬ猿鈴の装着である。あとからの人は十三曲り方面に上がっていくが、こちらは国道を歩き堤石トンネル横から岩古谷山直登コースである。トンネルの上にも猿がいて睨みをきかせている。無視してガンガン登りだす。(かつてに)よく整備された登山道は3回目なので不安なし。登りはじめはマムシ草が挨拶代わりである。すぐの男・女滝は相変わらずチョロチョロどころかポタポタである。急な階段を登り、猿橋(階段の橋)を登るが、これらがなければアルパインクライミングの世界である。名物の岩盤を登ると間もなく頂上である。


頂上からは急峻な三瀬明神や宇連山などが手に取るように見える。(写真は小さいが・・・)少し休憩して、これからが本日のメインイベントである。堤石峠までのくだりで平山明神までのルートの全貌が目に入り俄然やる気が出る。ただ、ここはほとんどが急であり、岩が多いアップダウンを繰り返す。それぞれのピークに関する斜面で鎖・ロープが出現するが、去年経験済みで問題なくクリアする。踏跡は判りくい所もあるが、赤テープも随所にあり問題ない。しかしこのあたりですでに膝の違和感が増してくる。

4つのピークを越えるといよいよ山頂部である。大きな岩を巻きながら登ると900mを越えるピークであり、そこからはヤセ尾根となる950ピークからは少し怖い小さなナイフリッヂがある。蟻の塔渡りならぬノミの塔渡りってとこかな?そこから鞍部を経て少し登ると山頂のピーク下に出た。団体さんが宴会を実施中、うしろを失敬して頂上へ、西の覗きと東の覗きをみてから西の覗きで昼食タイム。西の覗きの崖下は紅葉が綺麗である。茶臼山と萩太郎山のツインピークの後にうっすらと恵那山らしきが見える。曇りながらまずまずの景色で満足する。シャツとタオルを少し乾かしながらコーヒーを飲み、膝にエアーサロンパス振って出発する。

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しかし・・・実はいい加減なことに、ここに来るまでピストンで戻るか大鈴山経由で下山するかを決めてなかったのである。単独が故の気まぐれである。稜線分岐まで戻り、大鈴山に向かうことにした。理由は特になし!大鈴山への鞍部では2名の夫婦らしきが・・・「あら、さっきの」と駐車場で一緒だったパーティである。十三曲りから堤石峠に進んだと思っていたので、どうりで今まで遇わなかったわけだ。

大鈴山直下の急登はなかなか大変だが、こういう早く高度が稼げる坂は案外好きである。頂上はコースから北にはずれているが、とりあえず二等三角点にタッチしに行く。東の景色を眺めてすぐに出発する。ここまで来ると気が楽になる。あとは鹿島山を通過して和市の集落へ下るのみである。また、マムシ草がポツポツと見られる。

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  • 林道を2回横切り民家の庭横を通って駐車場に戻ると、車が総勢10台くらいになっている。意外と人気があるんだと認識した。

    時間がないので、温泉を止めて直で帰り16時過ぎに家に着いた。風呂に入って、仕事から帰った山友と焼肉を食べに行き、1日が終わった。

    (おわり)


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