平成山

あれから20年経った

  
  

あけましておめでとうございます・・・。 とはいっても、このレポの作成は既に残暑も去りつつある10月にはいったところ。すっかり放っておいてしまったが、改めて整理だけしておこう。

毎年元旦の山登りが恒例となってしまった。これまでは各務原アルプスなど近郊中の近郊の山を登った訳だが、今回はほんのちょっとだけ足を延ばして武儀の平成山へ。

覚えているだろうか? 昭和64年の年明けに昭和天皇崩御御、当時の明仁皇太子が即位されるにあたり、「昭和」の次の元号は何になるのだろうか?といろいろ予想してたところ、当時の小渕官房長官が記者会見で「平成」なる元号を発表した。

これで一躍注目を浴びたのが岐阜県武儀郡武儀町(現在は関市に編入合併)の「平成」地区。元号と同じ文字ということで静かな椎茸の里山は途端に全国的に有名になってしまった。ご存じかとは思うが、「平成」は「へなり」と読みます。

あれから20年。ちょこちょこ暇なときにこちらは訪れているが、近くの県道沿いには道の駅が整備され、平成地区奥の舗装された林道を進むと「元号橋」と名付けられた小さな橋、アスレチック設備のある平成自然公園などブームに乗じてか、それなりに整備されたようである。しかしやはり「平成」という言葉が目新しくもなくなった現在、この一帯は再度静かな里山になっているようだ。元号が変わって20年。何となく登ってみようかという訳で装備を整えて平成山に向かった。

いつものように県道から分かれて平成地区への細い道を進む。案内板が立っているが、どうやら地元で初日の出を拝むための元旦登山が催されていたようだ。混雑は嫌いなので、人が多かったら別の山に登ろう。

平成山の標識に従って細い道を進む。どうやら元旦登山は既に終わり、撤収後のようだ。確か登山口に2台ほど駐車できるスペースがあったはず。辿り着くとトヨタのRAV4がスペースのど真ん中に鎮座している。とんでもない迷惑。ちょっと戻って路肩にとめて登山口まで歩く。まあ、距離は知れてる。

さて、登山口から登る。今年の冬も暖冬のようだ。登山道はきちんと整備されており、間もなく右:平成山、左:平洞の分岐に到着。平成山に向かって緩やかな斜面を登るとすぐに山頂に着いた。周りは木々に囲まれ、あまり山頂という雰囲気ではないが、何より静かなのがいい。

  • 平成山への登山口。登山道はキチンと整備されているから重装備でなくても大丈夫。

  • 平成山と平洞の分岐点。平成山に向かって右折する。

  • 平成山への緩やかな上り。昨年に続き今年の元旦も天気がいい。

  • すぐに平成山頂上に着いた。標高は381mだそうだ。

  • 切り株ではなかった。方位を示すレリーフ。

  • 周りは木々に囲まれていて視界は悪い。


すぐに平成山まで来てしまったので、逆方向の平洞へ向かう。先ほどの分岐点まで戻り、先へ進むとちょっとばかりの上りに差し掛かった。これまでに比べてちょっと足場が悪い程度。そんなに問題ではない。登り切ったところで眺望が開けた。このルートで最も景色が楽しめるところの平洞に到着。三角点もある。若い男女がフツーの格好で登ってきている。女の方はかかとの高いブーツである。よくあんなのでここまで登ってきたもんだ。怪我しても自己責任だよ。ああ、あの鎮座していたRAV4に乗ってきたんだと納得。二人は登山スタイルのオイラを見て分が悪いと思ったのか、ヨタヨタ下っていった。

しかし天気いいね。遠くに御嶽が見えるよ。さて、この先もうちょっと進んで高曝山まで行ってみよう。

  • 平洞への上り。ちょっぴり荒れてきた。

  • 植林帯の中の適度な上りですね。

  • 平洞の三角点に到着。一気に眺望が開けた。

  • 平洞の三角点。そういえば「三角点ゲット」の更新ほとんどしてないな。

  • 雪を被った御嶽が見える。今年も行こうかな。

  • 連なる山々。次は高曝山へ。


次へ
シーズン1 シーズン2