小河内岳

小河内岳(1日目)

  
  

北は北なりの良さがある。だけど、南は北と違った山の深さとでもいうのかなぁ。まぁとにかく一度南にも行ってみるといい。

筆おろしをしたアルプスが北であったということもあり、アルプスと言えば、やっぱり北でしょう! と、ステレオタイプじゃない(つもりだ)けど、す~さんには、そのような思いがありました。

しかしよく考えてみれば、北しか行ったことがなかった。こっそり暴露するならこの時点でまだ1回! あはは~!!

そんなわけで、南アって、どぅですか!? す~さん、行ってみることにしました(なんて単純な!)

【日時】
平成23年7月17日~18日
【天候】
17日晴れ 18日晴れ→曇り
【コースタイム】
17日 7:00林道P→7:44鳥倉登山口→10:51三伏峠→11:51烏帽子岳着/12:27発→13:08前小河内岳着/13:38発→14:33小河内岳山頂→14:45小河内岳非難小屋着
18日 4:49 日の出 7:30避難小屋発→7:45小河内岳頂上→8:21前小河内岳山頂/8:41発→9:08烏帽子岳山頂 10:08三伏峠着/10:15発→12:35登山口→13:14林道P
  • 3連休真っただ中。案の定、鳥倉林道パーキング周辺は混雑。みっけ!駐車スペースget~!! ・・・思い切り路肩ですがな!

  • はやる気持ちをセーブしつつ、登山口についたころ。す~さん、すでにお疲れモード(爆)。って、まだこれからや、つーに!

  • 樹林帯から見る小河内岳(右端)。遠いぞ!!

  • しかしまぁ、超健脚であるなら、ついでに塩見も!と足を伸ばしたい。ですが、時間がありましぇんっ! それ以前に、体力持ちましぇんっ!! へ、へ、ヘロヘロも悪くないけど(笑)。

    そんなわけで、忘れたころに急登ありの樹林帯を歩くこと3時間少々。ただではおいしい思いさせてあげないからと言わんばかりの気分にさらしてくれるなぁと思いつつ、あと200歩で三伏峠。・・・ちなみにす~さん歩幅で、250歩でした(いちいち数えるかっ!)。

    ということで、以上ここまでがウォーミングアップ。


予習のため読んでいた人さまのブログより、ここ三伏峠からが本番ですって書いてあり、うっそぉ~?!とその時は思いました。でも、その通りでした。

うまく説明ができませんがこの感触は身をもって体験するしかないですね(笑)。

  • 三伏峠から烏帽子岳に向かう途中。

    コキンバイのお花畑がひろがり、花畑に埋もれてお昼寝がしたくなる気分。そのようにする方が実際におられたのでしょうか。お花畑は、立ち入れないよう柵が施されていました。

  • 三伏峠テント場はたくさんのテントでにぎわっていました。(テント泊、目標だなぁ)

  • そしてこのあたりから、徐々にハイ松が茂る様相と化していくわけなんですが、日当たりの違いでしょうか(笑)。

    ここのハイ松は根が太く、茂り方が強いなぁと感じつつ烏帽子岳山頂へ。塩見岳、甲斐駒、蝙蝠岳、富士山など360度さえぎるものがない山頂に思わずウルウル。

    意外にも山頂は人でごった返している状態ではなく、閑散ともしている。塩見岳などに人が流れている、って思った次第。でも休日であるにもかかわらず烏帽子岳山頂の落ち着いた賑わいに星3つ(笑)。


  • 烏帽子岳をあとにし、目指すは今回の核心部である前小河内岳から小河内岳への稜線。

    距離にすればわずか数メートルにすぎない。歩数にすれば数歩にすぎないもの所々、一部崩壊箇所があり、気を抜けば登ってこられないかも?!というくらい深い懐へと導かれそうになる。・・・わずかなことであっても恐怖というものは人をどん底に導くのだ。

    そのようなことを考えつつ通過してしまえば、なんでもなかったかの如く振る舞う自分に呆れながら、小河内岳山頂についたころはガスで視界ゼロ。でもいいの。雨さえ降らなければ。しかしここも人が居ないのぅ(笑)。

    たしか本に書いてあったな。通過してしまうには勿体ない山だ、って。

  • そりゃ周りに100名山の肩書を持つ魅惑的な山があれば誰もが、そっちに行くよ。

    だけど、たまには行かない人も居ていいと違うか?なんて自己満に浸るす~さん。

    この日非難小屋宿泊客定員10名中、4名。管理人さんが笑いながらおっしゃいました。

    山小屋ね、これが普通と思ったらだめだからね。

    ・・・普通ではないことを頭で理解し、19時消灯。避難小屋の夜は、それはそれは静かな夜でした。


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