寒い山頂とはいえ、すっかり長居してしまった。太陽が雲に隠れると一気に体が冷えてくる。比較的大きな雲がかかってしまったため、そろそろ下山。
でもって下りはスノーシューを外す。登ってきたトレースを辿ればいいし、下りで岩がむき出しになっている急坂はスノーシューでは歩きにくい。かといってフカフカの雪はアイゼンは効かないだろう。このまま気を付けてゆっくりと下山することにしよう。
十分山頂を満喫。そろそろ下りるとしよう。
下りはスノーシューを外す。
やっぱ足埋まるな。でも大丈夫。
雪が抵抗となって比較的下りやすい。岩場は気を付けて。
最後の急坂。順調にここまで下りてきたよ。
雪が深い分だけ快調に下っていく。最後の急坂を下りるとあとは緩やかな下りだ。気温も上がって雪も緩くなってきている。下るにつれて難儀だったのは、浅い雪の下が落ち葉の層になっていて滑りやすいということだ。これなら雪が深い方がまだまだ楽。
辺りが更に木々に囲まれ暗くなってくると、堰堤が見えてきた。さすがに木に積もった雪も融け始めて上からぽたぽた水滴が落ちてきている。竹藪を過ぎて今回の山行も無事終了。
予想していたとはいえ、誰とも会わなかった。年明け早々のこの時期、こんなマイナーな山を好んで登る人なんてあまりいないだろう。でもそれが幸いし、静かな雪山を楽しむことができる穴場の山なのだ。
道は緩やかに。後は快適なスノーハイク。
結局今日この山に登ったのは自分だけだったようだ。
下るにつれて雪は浅く、緩くなっていく。
堰堤が見えてきた。登り口まであと少し。
竹藪の向こうがゴール。
無事下山。次回は木村さんたちを連れてこよう。
この後、す~さんに「ヤリに登ってきました」とメールを送ったら、「や、槍ヶ岳にこの時期に登ったの!!!?」と返信。いや、ヤリはヤリでも「槍」じゃなくて「鎗」なんだけどね・・・。