常念岳~蝶ヶ岳

常念岳~蝶ヶ岳 ~槍穂を従え大縦走~

暗くなったが無事下山

テン場は若い人たちばかりだ。いかにもにわか登山者と見られるカラフルな衣装に身を包んだお姉さん達が同行の男共にテン泊の準備をさせているのは異様な風景。そんなのはどうでもよく、三股への下山にヒュッテを出発する。

悪いことに膝が痛んできた。やはり奥穂から白出沢の下りで痛めたのが今になって悪化してきたようだ。新調した靴は丸紐のためすぐ緩んでくる。下山したら平紐に替えてやろう。
下山ルートはコメツガが茂る樹林帯の中をひたすら下る。所々滑りやすい所があり、す~さんも何度か尻もちをついたようだ。自分も膝をかばいながらポールでブレーキを掛けゆっくり下っていく。たまに三股までの距離が書かれてある看板が現れるが、なかなか距離が稼げない。先を急ぐ者にとってはため息が出てくる。

  
常念岳~蝶ヶ岳

ヒュッテのテン場から三股に向かって下山する。

常念岳~蝶ヶ岳

さて、何時に下山できることやら。

  
常念岳~蝶ヶ岳

コメツガの樹林帯の中を下る。所々滑りやすく、気が抜けない。

常念岳~蝶ヶ岳

周囲を木々で囲まれるとやっぱり疲れるね。雨降りませんように。

常念岳~蝶ヶ岳

す~さんも頑張って下る。一日でこれだけ歩くのは初めてだそうだ。

  
常念岳~蝶ヶ岳

何とかまめうち平に到着。ここからあと1時間半くらいか。となると下山はちょうど18時頃。暗くなるのは仕方ないけど、その時間を極力短くしたいものだ。足が痛いが先を急ごう。

常念岳~蝶ヶ岳

三股まであと1時間半くらいか。あともう一頑張りだ。

常念岳~蝶ヶ岳

ゴジラ(みたいな)木。この先でライトを出す。森の中は暗い。


空を見上げるとかすかに明るさが残っているが、森の中は既に暗くなってくる。ゴジラ(みたいな)木を過ぎたところでライトを出す。この先も滑りやすい岩や沢を渡る箇所も出てくるため、足下を照らしながら慎重に進む。これ以上暗くなっても同じだ。何とか無事に辿り着ければよい。
行く先を照らしながら更に進んでいくと、朝に通過した常念と蝶の分岐に出た。ここまで来ればすぐ先は登山指導センターだ。いやいや、明るいうちに下山は叶わなかったが、無事に下山できてよかったよ。す~さんも疲労困憊。それ以上に3週連続の山行はキツイや。帰りはスパによって体重を量ってみると、あとちょっとで50kg切るところだった! こりゃまずいということで、その日からは炭水化物取りまくり。

帰りの運転も足が必要以上に痛かったので、結局す~さんにお願いしてしまった。途中のSAでさすがに仮眠を取ってもらったけど、申し訳なかったね。今回のハード山行もす~さんにとってはいい経験になっただろう。ただナイトハイクだけはできるだけ止めようね。

これで槍や穂高から見た常念岳は登った。思えば常念で腰を痛めてから木村さんの登山ペースが減ってきている。今回の常念登山は以前の引き返しのリベンジ。今度は木村さんの番だ。

  
常念岳~蝶ヶ岳

朝の写真とは異なるが、登山指導センターまで戻ってきた。

常念岳~蝶ヶ岳

登山指導センターでサムアップ。無事下山できました。

常念岳~蝶ヶ岳

お疲れ様でした。帰りもす~さんが運転。申し訳ない・・・。


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