瓢ヶ岳

瓢ヶ岳 ~一年の区切り~

19年前に歩いた道

  

年度、いわゆる会計年度というと日本では学校や会社のように大抵は3月末でもって一区切り。この時期になると職場では人事異動や定年退職、任期満了などで転出する人を送り出し、4月になると新規採用の人を迎える。これまで見送りと出迎えが何年続いたんだろうかと思うが、よくよく考えてみれば自分は送り出され迎えられる方が多かったのかも…
そんな個人的なことはどうでもよく、令和5年度の最後の日はたまたま日曜日ってこともあり、だんだんと寒さも緩んできたので、久々に瓢ヶ岳へと登ろうかと思う。いつもはふくべの森からサクッと登るのだけど、この山は実に19年前木村さんと登ったのが最初のこと。しかもルートはふくべの森からとは逆の宮奥林道から北尾根を登っていった。途中からは低い笹が生い茂る登山道が延々と続いていた記憶がある。実は常々このルートをもう一度登りたいと思っていたのだけど、何かとタイミングが合わず見送っていたのだけど、ようやく足が向いてきた。

前々日の豪雨のせいか、国道156号から長良川右岸の道は途中から通行止だけど、宮奥林道はかろうじて通れるようだ。途中から幅の狭い道をひたすら進むと、大きくカーブしたところに登山口が見えてきた。ここは数台駐車できるけど、ここから登る人は圧倒的に少ないので停める箇所に困ることはないだろう。早速準備して出発する。すぐに木の橋を渡るのだけど、テープが沢の方に付いていて踏み跡のようなものも続いている。あれ?こんなところだったっけ? と思いながら岩を伝って歩いていくと、案の定行き止まり。元に戻って派生する林道を歩いていくと右手に古びた木の階段が現れた。ここを登っていくと、瓢ヶ岳登山口の標識が立っている、どうやらショートカットしたようだった。ここから誰もいない静かな北尾根を山頂目指して登っていく、どうか獣だけには出会いませんように。

  
瓢ヶ岳

宮奥林道の途中にある登山口。車が停めることができるのは数台。先客は無いので堂々と一番近くに停める。

瓢ヶ岳

ちゃんと標識が立っているので間違うことはないよ。

  
瓢ヶ岳

すぐに現れる木の橋。洗い越しになっている。

瓢ヶ岳

山頂まで3,150m。沿面距離ではなかなかあるな。途中でパンクしないようにゆっくり登ろう。

  
瓢ヶ岳

ちょっと間違えちゃったけど、支援林道を進む。

瓢ヶ岳

右手に登っていく踏み跡があるよ。

瓢ヶ岳

結果としてショートカットして瓢ヶ岳登山口へ。テープが張ってあるので登る人が少ないとはいえそこそこ整備されていそう。っつーか、それを期待。


  

登山口からすぐに二股に分かれる。右に下りていくと三枚滝だ。19年前も帰りに寄ってみたのだけど、さっぱり記憶にない。今日も帰りに寄っていくか。あくまで余裕があればの話だけど。
三枚滝は関のアウトドアショップ「キャトルコール」さんのYoutubeチャンネル「YAMA CHANNEL / やまチャン」で紹介してるので、↓を見ること!
【滝】滝巡りで整う!岐阜県郡上市「三枚滝」【ストレス解消】

この先ルートは所々に倒木があるけど、見落とすことはない。静かな山の中だ。今日は晴れないけど、雨も降らない。山頂からの景色は気にしない。

  
瓢ヶ岳

右側が三枚滝へ。余裕があれば帰りに寄る。

瓢ヶ岳

随所に標識が立っているので迷わない。

瓢ヶ岳

たまに沢を渡ったりする。コケないように注意して。

  
瓢ヶ岳

倒木現る。この先随所に。

瓢ヶ岳

葉と花びらが5枚。バイカオウレンの季節だ。

瓢ヶ岳

木の階段を登る。まだまだ傾斜は緩やか。


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