大船山 ~修験の道~
大船神社の裏山
ひたすら木々の中の道を登っていくと、前方に看板が立っており、その先が開けている。どうやら大船神社への登山口のある林道出合のようだ。看板の立っている小広場の先には舗装された林道が横切っており、道を挟んだ向こう側には石仏が祀られている。
大船山周辺案内図を見てみると、歩いてきたのははやり大船神社の参道で県の指定天然記念物になっているそうだ。そして何と言ってもこの先の大船神社にある弁慶杉は樹齢が2,500年の巨木だそうだ。まずは大船神社へと登山口から登っていこう。
前方に看板と小広場が見えてきた。
林道の向こうには石仏。
登山口手前に立っている大船山周辺案内図の看板。大抵は林道を車でここまで上がり、ここに車を停めて登っていくそうだ。
石仏の横にある大船山への登山口。JAからひたすら松並木の参道を歩き、ようやく登山口にたどり着いた。この狭いところから大船山山頂へ登っていく。なかなかのルートだな。
登山口からはいきなり荒れた急登だ。
荒れた道は一瞬。しばらく歩いていくと石段が現れた。
よくよく見ると大船神社への石段。
本堂もそこそこ大きいな。
大船神社の鳥居。こんな山の奥に立派な神社があるなんてね。かつては修験者や地元の人たちが参拝道を整備し、資材を運んだのだろうか。
下のJAのから一気に登ってきたのだけど、まだまだ余裕だ。神社には誰もおらず、セミと小鳥の声が聞こえるだけの静かな山だ。ここから山頂までのルートは本堂横の標識に沿って登っていく。一方は弁慶杉への道。帰りに寄ってみようか。
ルートを確認して神社から山頂に向けて出発。さほど距離はないのだけど、ここにきて登山道を実感。そして最後は山頂に向けての直登だ。
山頂は置かれた小さな切り株に「大船山」と書かれているのと、三等三角点があるのみで、見通しは悪い。しかし木々の隙間から何か人工物が見えている。はて?何かと思ってちょっと踏み跡を歩いてみると、なんと風力発電の風車群だ。
本堂横に山頂への道が続いている。左は弁慶杉への道。まずは山頂に行かなくては。
ここにきてようやく登山道となってきたみたい。
神社から山頂まではさほど遠くはない。
何か見えてきた。あそこが山頂かな?
大船山山頂に到着。周りは木々に囲まれていて眺望はなし。辺りを見ると、まだ踏み跡が続いている。恐らく別のところに登山口があるのだろう。
切り株に書かれた「大船山」。
ひっそりと三等三角点。点名は「大舟山」。
山頂はちょっとした広場になっているが、ここでお昼にはちょっと早すぎる。よくよく周りを見ると、登ってきたのとは別の踏み跡もあるようだ。
ちょっと踏み跡を進んでみると・・・
あれ? なんだありゃ?
うわ!!風車群だ!!! 隣は風力発電の山か。