御嶽剣ヶ峰 ~復興の山~
火山の真っ只中
未だガスは晴れない。空もなんか怪しいが、何とか降っても小雨で済んでくれないかと思いつつ、二ノ池山荘まで戻ってきた。山頂にいたほとんどの人が黒沢口から登ってきたようだ。こちらのルートに人はほとんどいない。
ちょっとポツリポツリと来たので、二ノ池山荘でザックカバーを被せる。帰路もまだまだ先は長い。
二ノ池山荘へと下りていく。
今日はずっとこのような微妙な天気だ。
積もった火山灰から頭を出している石畳の上を歩いていく。御嶽はいつも日帰りだが、一度山荘に泊まってゆっくり登ってみるのも良い。
山荘からサイノ河原へ下りていく。見通しがいいので迷うことはない。しかし山頂にあれだけたくさんの人がいたのに、こちらは寂しいな・・・。
これはもしかして幻の六ノ池かな?
ここのところ降雨量が多かったので現れてもおかしくない。以前もそれらしきものを見たけど、こんなに大きくしかも土色に濁った池は今回が初めて。
それにしても今日は長丁場だな。
サイノ河原から避難小屋へと向かう。最後の登り返しは緩いはずなのだがかなりしんどいぞ。
剣ヶ峰を振り返る。ちょっとガスが晴れたのでその姿ははっきりと見えている。濁河からの長い旅だ。
剣ヶ峰を拡大。また木村さんと登りたい。
避難小屋で小休止。ありがたい施設だ。
避難小屋でザックを下ろして行動食を食べる。さきほど剣ヶ峰でおにぎりを頬張ったのにすぐにお腹が空くのは胃が大きくなったせい?
ここからは五ノ池小屋まで標高を下げるのでさほど体力が消耗することはないだろう。
それにしてもサイノ河原避難小屋は噴火の被害はなかったのだろうか? この辺りは火山灰の痕跡がさほど見られないことから、大きな被害はなかったのかもね。
避難小屋からは来た道を引き返す。ちょっと日が差して気持ちのいい天気になってきた。
避難小屋から三ノ池。その向こうが四ノ池で後ろの左のピークが継子岳。
避難小屋を後にする。見通しが良ければ摩利支天乗越へと北アの絶景を楽しみたいのだが、今日は見えないのでパス。
ここからも見える六ノ池。
ここの雪渓はいつも見られる。前のシーズンは積雪量はどれほどだったのだろう?
無闇矢鱈に花の写真を撮っても名前がわからない。
至るところに置かれている石碑。
今度は往きと逆。だんだんと三ノ池が近づいてくる。確かに基本は下りなので往きよりはかなり楽だ。
ただ、石がゴロゴロした細い道なので、慣れない人は注意してゆっくりと歩くのがいい。
最後はちょっとの登り返し。
天気も回復してきたかな?
また撮ってしまったミヤマダイコンソウ。