天狗森山 ~久々に春の山~
信仰の残る山
アッちゃん曰く、橋ヶ谷山よりはここからの距離は短いとのこと。こちらも所々笹が張り出している。そして山頂が近づくにつれて登りも急になってくる。しばらく頑張って登っていくと、反射板が現れた。その先が天狗森山山頂。ここも橋ヶ谷山同様、狭くてちょっと地味な山頂だ。
次は天狗森山。分岐から笹の中を歩く。
ここも結構な急登。息が切れる~。
お、反射板だ。山頂かな?
反射板のすぐ先が天狗森山山頂。
橋ヶ谷山よりも地味・・・。
とりあえずは今日の目標、天狗森山山頂に着いた。あまりに狭いので反射板のところでお昼ご飯とする。久々スベアでお湯を沸かす。冬よりも気温が高いのでお湯が沸くのも早い。
時間はちょうどお昼ちょっと前。この先に天狗森の池があるというので下山前に立ち寄ることにする。帽子を被り直すとツバに何か付いている。よくよく見ると・・・マダニだ!! 指で弾き飛ばすが、それを見ていたアッちゃんが一気に青ざめた。急いでお互いにマダニチェック。とりあえずはOK。やはり笹漕ぎはリスクが高い。
天狗森山山頂全景。基準点もない静かな山頂。
お昼ご飯は反射板の下で。
「天狗森山反射板」のプレート。
ひっそりと山の中で仕事中。
あれだけマダニにビビっていたアッちゃんだが天狗森の池に向けて笹を漕ぎ続ける。そしてたどり着いたところは・・・池はすっかり干上がっていて残念。その先のピークにも登ってみたけど何も無し。ちょっと期待はずれだったけど、かつてここで雨乞いをしていたことを考えると、この道が存在するのは登山のためというよりも、その信仰が残っているためなのかもしれない。
まだまだ空が高い。季節が進むと雲も大きく厚くなるだろう。
下山の前に天狗森の池へ。
ひだすら笹を掻き分けて進む。
「天狗森の池」
日照り続きの年には、この池へ物を投げ入れて雨乞いをし霊験あらたかであったと云う。
今回は干上がっていたけど、歴史ある場所なんだね。
ここが天狗森の池。水がなくて"池"とはいかなかった。
近くのピークに登ってみても何も無し。
あきらめて下る。
群生していたイワウチワ。花はまだまだ先。
霊験あらたかな証拠。
手前のちょっと湿ったところが池の名残か。梅雨の時期になると池になるんだろうね。