反省
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◆◆◆ 千畳敷カール

平成22年7月17日、登山を始めて7年目にして初めて公共交通機関(バスとロープウェイ)を使って山に登った。登った山は木曽駒ヶ岳で、標高は3,000mに近いが、千畳敷駅からの標高差は約320mという比較的登りやすいといえば登りやすい山です。ロープウェイは始発から既に満員。ザックを担いでいる人も普通の格好の人も様々。千畳敷駅には休憩所やホテルもあり、必ずしも登山客ばかりではない。しかしいざ登り始めてから帰ってくるまで、これまで登った山、いや、登山者がちょっと違うように感じた。

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◆◆◆ 木曽駒ヶ岳

登山ブームだかなんだか知らないが、大抵山に登ると出会うのは年配の方々。たまに威勢のいい若い男性が登っている。しかし木曽駒ヶ岳には若い女性や子どもがたくさんいたことに気づいた。違和感というよりも初心者でもこれだけの高度感を容易に楽しめるだけのインフラが整っているということで、老若男女だれでも山登りができるということはいいことだと思う。

でも他の山とやはり違和感を感じるのは、ちょっと山を軽く見てはいないか?ということ。壮年夫婦の中にはカジュアルシューズに手提げ鞄を持って八丁坂を登っていたり、今流行のいわゆる山スカートを履いた女性も多く見かけた。山スカは賛否両論あるそうだが(一部ではネット上で山スカを否定したブログが炎上することもあったとか)、オイラ的には山スカどころか山に登る装備について個々に否定するつもりはありません。覗かれようが捲れ上がろうがそんなの知ったこっちゃない。自分の装備のお陰でケガしてもこれは自己責任。

また、登山は登りが優先。しかしここの山では優先も何もあったものじゃない。やはり山の最低限のマナーも心得ておいて欲しいものですね。小姑の小言じゃないけど。

団体さんも多かった。前々から言っているが、これも団体ツアーを否定する訳ではないけど、もう少しやり方を考えた方がいいのでは? 他の登山者への負担が大きすぎやしないか? まぁ、これもメジャーな山ならではですね・・・とあきらめ。

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少し前の新聞でこんな記事がありました。


「山開き直後の富士山に男性がスニーカー、Tシャツといった普段着で挑み、頂上近くの厳しい寒さの中で体力を奪われて救助される騒動があった。」


私もたまには無茶することもあるけど、さすがにこれにはビックリ。恐らく素人でも同じように思うだろうが、富士山などの高い山に限らずやはり標高差が小さかろうが、近郊の低山だろうが、山はナメてはいけないのである。

今回の木曽駒ヶ岳に登った時の違和感を忘れず、山が危険であることを再度肝に銘じておこう。


  
  
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