御嶽飛騨頂上

御嶽飛騨頂上 ~鎮魂~

今日の規制ライン

  

さあ、後はひたすら登るのみだ。五の池小屋名物のコマクサが花を咲かせている。よくよく見るとKUMAクンの左手の斜面にはコマクサがいっぱいだ。ちょうど花を咲かせる時期だっただけに、これまたラッキー。
それにしてもKUMAクンよくガンバる。休憩含めて山頂まで4時間を切ることを目標としていたらしいが、これなら余裕で目標達成だ。思えば以前御嶽に登っていた時は北アルプスは歩いていなかったとのこと。あれから重い荷物を持って槍まで登って、体力もスキルもアップしているだろう。
以前の自分とは違うぞ!!

御嶽飛騨頂上

天空に向かうように岩の上を歩く。

  
御嶽飛騨頂上

行く手に見えるのが五の池小屋。最後の直線が今日の一番の踏ん張りどころだ。

御嶽飛騨頂上

何度も振り返ってしまう景色。

御嶽飛騨頂上

花を咲かせているコマクサ。今が最もいい時期。


  

最後の直線を登り切ると飛騨頂上。実に登山口から約3時間半。KUMAクンの目標は余裕で達成。二人にとっても久々の飛騨頂上。感慨深いものがあるね。

  
御嶽飛騨頂上

コマクサの群生を見ながらあとちょっとだ。

御嶽飛騨頂上

ようやく着いた。飛騨頂上手前の分岐。

  
御嶽飛騨頂上

あそこが飛騨頂上の祠だ。

御嶽飛騨頂上

そして到着。飛騨頂上。

御嶽飛騨頂上

標高2,780m。ここに来るのも久しぶり。やはり頂上と名のつくところはいい。


  
御嶽飛騨頂上

いつもの飛騨頂上祠の写真。青空に浮かぶ頂上だ。

御嶽飛騨頂上

なだらかな山頂の継子岳。時間があれば周回したいのだが、今日は断念。

  
御嶽飛騨頂上

三ノ池をバックに。こちらはいつものように夏を迎えられそうだ。
そして辺りを見渡す。目の前は三ノ池、左手に四ノ池、継子岳、反対側は手前にアルマヤ天。遠くの剣ヶ峰は・・・今日は雲に隠れて見えず。
下界は暑いだろうか、ここはまだまだ肌寒い。しかし抜群の景色だ。

御嶽飛騨頂上

開田頂上を見下ろす。あそこへ下りていくことは可能らしい。

御嶽飛騨頂上

摩利支天乗越へ登るルートは手前で通行止め。ここから先は規制区域だ。

  
御嶽飛騨頂上

飛騨頂上祠から摩利支天乗越までのパノラマ。三ノ池の湖畔には残雪だ。


  

さっきまで雲に隠れて見えなかった剣ヶ峰だが、一瞬雲が切れた。どうやら雲に加えて火山ガスもこちらに流れてくるようだ。剣ヶ峰方向を改めて眺めてみる。あれが10ヶ月前噴火した山頂なのだ。
手前は摩利支天山からアルマヤ天に続く稜線。その左側後方にちらりと見えているのは覚明堂だろうか。風向きからして噴火時は大量の降灰があったはず。もちろんここも現在は立入禁止になっている。
そしてタイミングを見計らって撮すことができた剣ヶ峰。こちらはかろうじて御嶽神社奥社殿、鳥居、鐘が確認できる。その左手には御嶽頂上山荘。
剣ヶ峰左手には一の池外輪山の稜線。突き出ている人工物のようなものは、恐らく三十六童子の塔だと思われる。

御嶽飛騨頂上

剣ヶ峰方面。遥か彼方、一番奥のピークが剣ヶ峰だ。石碑から向こうに続く登山道は手前で規制ラインのため進入禁止。

  
御嶽飛騨頂上

最後に登った峰、アルマヤ天。あそこにも灰や噴石が降っただろう。

御嶽飛騨頂上

恐らく覚明堂。黒沢口登山道の休憩所だ。

  

噴火から約10ヶ月。飛騨頂上からの観察はこれが精一杯。改めて山頂に向かって黙祷。
じきに捜索が再開される。一時も早く不明者が見つかってほしいものだが、同様に捜索隊の安全も願わずにいられない。

御嶽飛騨頂上

一瞬顔を出した剣ヶ峰。ここからではいつもと変わらない山頂だ。

御嶽飛騨頂上

一の池外輪山稜線。拡大してみると意外なものが見えていた。


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